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pHメータ

東山田中学校で酸性雨測定授業を開講してきました!


かねてより告知してきましたが、横浜市立東山田中学校で酸性雨のpHを計測するという授業を開講することになりました。

東山田中学校は、理科の授業のためにウェザーバケットを屋上に設置し、データを活用しているという先進的な取り組みをしている学校です。それならばもしや、堀場製作所の計測機器を使って特別授業を開講したら面白いのではないか?ということで同校の校長先生のご尽力で、特別授業が開催されることになったのです!

同校では選択授業という枠があり、そこには比較的、通常の授業よりも関心の強い生徒さんが集まるということで、そうした授業をぶつけていきたいんだ、ということなのでした。

こちらが選択理科を受け持っておられる三村先生。

「外部の方が授業をやってくださると、いつもとは違った知識を得ることが出来ますし、何より生徒にとっては新鮮なことなので、意欲が違うはずです。是非お願いいたします!」

ということでした。さてこの授業を受け持つのは、堀場製作所の技術畑をずっと歩んでこられた、ミスター計測器こと永井さんです。

永井さんは、堀場製作所の計測機器の開発を第一線でずーーーーーっと続けてこられました。ですから、本当に計測のことについてはプロ中のプロ。その永井さんがこうした授業を行うのは、

「少しでも環境マインドを持った生徒さんが育って欲しいから。日常の中で何か疑問を感じたら『すぐ計測!』って考える生徒さんが増えるといいなぁ、と思ってます(笑)」

ということなんですねー。そんな生徒、増えればいいけど、ちょっとすごいな、、、
さて、そんな永井先生が準備しているのは、ギョッとしてしまうものですねー。

水道水、梅干し、コーラ、石けん水、ボディソープ、歯磨き粉、レモン、油汚れ洗剤、家庭用洗剤、コンニャクのパックに入っている汁、各種のジュース(オレンジジュースやコーラ)といったものが12種類。これらの実験試料のpHを測ってみようというのが今回の授業なのです。

黒板に貼られた数字の羅列シート。色がグラデーションで変化していく様をみれば、何を示すかおわかりでしょう。そう、これはリトマス試験紙で試した場合に、どのような色の場合はpHがいくつかを表すモノなのです。数字の小さい方が酸性、数字の大きい方がアルカリ性というわけですね。このカードの7あたりを中性として考えるわけです。


しかし驚くのは教材の充実ぶり。さすがは計測機器のプロ、計測を教えるのもまさにプロです!

準備完了、授業のベルがなり、選択授業の生徒さんがグループごとに座ります。

この授業は、選択理科という枠で、通常のクラスとは違って理科に関心の高い生徒さん達が集まったものなのです。

さてさて先生の授業開始。

「えー みなさんは、液体には酸性とアルカリ性という二つの性質があるのをご存じですか?これをpHという単位で表します。pHは水溶液の性質を表す単位です。」

「レモンを舐めると酸っぱいですね。レモンの汁をリトマス試験紙につけると赤くなると思います。つぎに石けんの汁を舐めると、ぬるぬるして苦いと思います。これをリトマス試験紙につけると青くなります。赤くなったのは酸性、青くなったのはアルカリ性なんですね。」

こうした基本的なpHに関する知識を教え終わると、いよいよ実験開始です。

「リトマス試験紙は色で判断しなければなりませんけど、堀場製作所のpHメータは、水溶液をセンサー部に垂らすと、pHを数値で表してくれます。これをつかって、12種類の試料のpHを測ってみてくださいね」

さきほどからpHメータに興味津々だった生徒さん達がいっせいに動き出します。1テーブルに4つのセンサーがあるので、各自分担して試料のpHを測ります。


スポイトで試料をセンサー部に垂らすと、数値が表示されます。

「あっ コーラはこんな酸度が高い!」

「洗剤ってアルカリなんだ、、、」

など、いままで考えもしなかったもののpH値に、みな興味津々のよう。

「一つ測定し終わったら、純水で綺麗にセンサーを洗浄してくださいね!」

クリーニングは基本の基本。選択授業で理科を受講するだけあって、みな迷いもなく、てきぱきと計測を勧めていきます。レベル高い!


三村先生もスタッフも、順調に進んでいく実験の様子をニコニコしながら見つめます。

男子も女子も、手慣れた手つきで実験を進めます。特に女子生徒が物怖じすることなく実験を進めていくのが印象的でした。


さて、あらかた測定が終わってきたところで、12種の試料がそれぞれどのような数値になったか、黒板に並べてあるpH数値シートの下に、試料のマークを配置していきます。

ええと、レモン汁はここ。
オレンジジュースはこの辺。
コンニャクの汁はけっこう高かった!
コーラは意外と、、、
等々、このように表示すると一目瞭然!

「ふうん、水道水はpH7.1か、中性になるようになっているのかな、、、」

などなど、このようにすると身の回りの液体の性質が、pHという側面からあらわになるようになっているんですね。

この日の実験で最もpHの高かったのはコンニャクの汁(pH11.6) ! pHの低かったのがレモン汁(pH2.5)という結果になりました。

「このように、身の回りの液体を調べるだけでも色んな性質があることがわかりますね。pHはその性質の一つにしか過ぎません。ぜひ皆さんには、pHだけではなくいろんな性質を計測する意識を持っていただきたいと思っています。ここまでお付き合いいただいて、どうもありがとう!」

生徒からは万雷の拍手!
この日は新聞社の取材などもあり、ものものしい格好をしたオトナが後ろからぱちぱちと写真を撮りながらの授業だったのですが、びっくりするほど生徒さん達が落ち着いていて、東山田中学校のレベル高いなぁ、とスタッフ一同で感動していたのでした。

授業後、計測機器のプロ・永井先生がほうっと一言。

「こうやってね、いろんなことを計測したいと思う子供達が増えて、その子達が社会にでてくれたらいいんですよ。科学の基本は観察。観察の精度を高めるためには計測が必要。きちんと計測ができたら、ものごとの半分くらいは理解できたと同じなんです。そういうマインドをね、もっと沢山の子供達に教えていきたいですね。」

お、ということは、これを読んだ全国の学校から問い合わせやオファーがきたらどうします?

「ええ、出前授業を前向きに検討しますよ!」

にこやかに、しかし最後までプロの顔つきのまま、永井さんはお帰りになりました、、、
徹底した計測プロ意識に脱帽!の一日だったのです。お疲れ様でした!
出前授業に関心のある教育関係者の皆さんは、ぜひ堀場製作所さんへ問い合わせをしてみてくださいね!

Category pHメータ | September 01, 2006 | 投稿者 admin : 06:33 PM | コメント (0)

pHメータ

横浜市立東山田中学校にて、酸性雨・pHに関する出前授業を開講しました! その1
横浜市都筑区にある東山田中学校は、地域を巻き込んだユニークな教育を展開していることで知られています。なんといっても校長先生である本城先生が34歳と若い!新しい感性でどんどん、既存の学校とは違った施策を打ち出しているようです。

で、あるならば、、、
生徒さんに、pHメータを使った酸性雨の授業などを、「出前」してみてはどうだろう?
ピンときて、堀場製作所の開発センターにいらっしゃる永井さんに相談してみました。永井さんは、ずーっと同社の技術畑にいながら、数々の学校に「出前授業」をした実績を持つ方です。

「おお、いいですねぇ 学校さんがOKなら私、行きますよ」

と色よいお返事。
さっそく東山田中学校に打診をすると、「それはおもしろそうですねぇ!」。

両者の気分が盛り上がったところで、堀場の皆さんをお連れして、横浜市都筑区の学校に行って来ました!


R0012813.jpg

堀場製作所からはなんと3人も、京都から出張してきてくださいました!

「学校の生徒さんに酸性雨などの環境問題や、正しい計測の知識をもっていただくことは、教育的にすごく重要なんですよ。我々にできることがあるなら駆けつけますよ」

うーむ 素晴らしいことです。
東山田中学校の理科の先生である三村先生とディスカッションすること小一時間。

「ぜひ、選択授業の理科を受講している生徒達に、酸性雨の授業をしていただけませんか?」

ということに相成りました。日時は7月7日、七夕の日です。

さて実はこの東山田中学校では、このブログで再三採り上げてきたウェザーバケットを使用して、気象観測をしています。


R0012818.jpg

「あれはすごい気象ロボットですよ!うちにあるのはスタンダード版なので風向・風速が計測できないのが残念ですが(風向・風速はハイグレード版のみ装備)、おかげで生徒の授業に役立っています」

とのこと。さっそく屋上に設置してあるウェザーバケットを視察させていただきました。
バケットはご覧の通り、屋上の手すりに固定して、無事稼働していました。


R0012821.jpg

このような新しい取り組みを導入している東山田中学校。きっと生徒さんも柔軟な思考を持っているのではないでしょうか。授業が楽しみになってきた面々です。

そして授業の日、7月7日を迎えることになったのです、、、

Category pHメータ | July 18, 2006 | 投稿者 admin : 09:30 AM | コメント (0)

pHメータ

pHメータ編、完結!

堀場製作所のpHメータを抱え、徳島に移り住みビオトープを創り田圃を営もうとしている、まさにその瞬間をとらえた日比さんのレポートでした。大作でしたねぇ~ 本当にお疲れ様でした。

日比さんのレポートには、他メーカのpHセンサ製品も登場し、ユーザ視点からの比較をしていただくことができました。このように複数メーカのセンサを個人所有している人はそういないと思います。貴重なレポートをみることができたことに感謝です。

キャリブレーションの作法や数値の誤差範囲、そして実際にフィールドで取り回しをする際にどのような事態が発生するのかというようなことをきちんと押さえた素晴らしいレポートでした。日比さんの移住と田圃、ビオトープの試みが成功することを心から祈っています。

さて、長くお届けしてきましたpHメータ編、ここでいったん幕としたいと思います。

試用レポートをしてくださったお三方に御礼申し上げます。

まずは北海道は十勝の大地で小麦畑の測定に試用してくれた十勝やっちさん、どうもありがとうございました!洗浄用に500mlPETボトルを使うアイデア、おもしろかった!

宮崎県西都市のピーマン農家さんに関しては、途中で台風でハウスが潰れたりと大変だったかと思います。そんな中、ハウス内の計測をしていただいてありがとうございました。

そして日比さん、詳細な、そして超大作をありがとうございました!

お三方の堀場のpHメータの評価、もっとどんどん注文をつけてくださってもヨカッタのですが、ほとんどが「よい!」というものでしたね。ただ、この国にはいろんな農業スタイルがあります。すべてに対応できる機器というのはなかなかあり得ないことと思います。メーカの想定を超えるような使用方法などがあるかもしれません。今後もまた、提案などがありましたら、ガイアセンサに投稿してくださいますよう、お願いします。

どうもありがとうございました!

Category pHメータ | May 29, 2006 | 投稿者 admin : 07:45 PM | コメント (1)

pHメータ

pHメータプロジェクト ビオトープ活用編 その4 完結編

堀場とフナコシの双方の商品で、満足行く結果は出ました。
が、しかし、どちらの値が信頼性があるのか、、、と考えた場合、安定マークで値を提示してくれる「Twin pH B-212」の方を選びたくなります。測定に対するストレスも格段に「Twin pH B-212」の方が少ないですし、洗浄を含めたメンテナンス性も「Twin pH B-212」が圧倒的に便利だからです。

実は使用している「フナコシpH5011A」には、大きな問題があります。僕が購入したモデルだけに出る症状かもしれませんが、次のようなトラブルが発生しています。

funakoshi.JPG
専用のケースに入れて、持ち運んでいましたら、新しい電池に交換したにも係わらず、電池切れの症状が出てしまうのです。何度か使用していて気がつきました。本体の電源をOFFにしているにも係わらず、本体に振動を与えると、電源がONになってしまうのです。つまり本体を収納しているケースに振動を与えると、本体の電源が勝手に入ってしまうのですね。このために電池切れが発生していたのでした。いろいろ調べると、電池ホルダーに問題があることが分かりました。対策として、万全ではないのですが、電池が振動しないように、詰め物をすることで対処しています。さらに安全を求める時には電池自体を抜いています。しかし、これではとても不便ですし不安です。


また、パーツの信頼性、測定プログラムの良否、キャリブレーションの容易さ、どれをとっても「フナコシpH5011A」は「Twin pH B-212」には及びません。確かに価格差は約1万円ほどありますが、操作性と信頼性を考えれば、「Twin pH B-212」の優位性は揺らぐものではないです。言い換えますと、「フナコシpH5011A」はpHを一応測ることはできますが、安心できる道具には至っていません。比較して「Twin pH B-212」は信頼できるパートナーとして活躍してくれる存在です。このことが分かっただけでも、今回のテストは有益でした。この場をお借りしてお礼申し上げます。


その後ですが、牟岐町のNPO「カイフネイチャーネットワーク」の方々のご協力を得て、草刈機や耕運機で休耕田の草刈をおこないました。写真は草刈を手伝ってくださっているNPOの方です。今月下旬には、手作業で田植をおこなう予定です。
tanbo.JPG

また、東京から、わざわざビオトープを作るためにやってきた、物好きがいるそうだ..と聞きつけたのか..徳島新聞からもインタビューを受けました。


生まれて初めて耕運機を使いましたが、草刈をしていると、たくさんのクモやカエル、昆虫がいるのが分かります。また耕運機を動かす自分のそばにクロツグミやカラスが寄ってきてはエサをついばんでいます。彼らは僕を敵とはみなしていないようです。しかし、デジカメで彼らを撮影しようとすると、途端に彼らは飛び去って行きます。カメラの撮影を「撮る」といいますが、狩りの「獲る」と同じ「気」をきっと放ってしまっているのでしょう。それほどまでに彼らは敏感です。実際、この日の作業を終え、帰路に着こうと畦道を歩き始めると、どこからかシロサギが十数羽ほど、草刈を終えた田圃に集まってきました。
tanbo.JPG

田圃整備が全国的におこなわれ、政府の補助金も4ヘクタール以上の大規模農家が対象となるようで、つまり企業農業に方向は向かっているようですが、株式会社の農家の場合、経営者や株主は、現場である田圃で起こっているドラマを見ることなく、数字としての生産出来高だけを評価、追い求めるに違いありません。ただでさえ効率、効率が叫ばれてきた経済界です。

効率を求めてきた20世紀、しかし、そのツケは地球全体の資源を食いつぶしてきました。阿南海岸地域でも、太平洋の魚は激減していて、漁業は不振になっています。美しいと思って眺めていた、ビオトープを囲む森も、実は戦後は農地として開墾された場所で、昭和の高度成長時代に「食」が安定供給されるようになると、不便な農地は放棄され、手を入れない畑に照葉樹や竹が生い茂り、森となっていたのでした。わずか50年も経たずにです。このような状況は、ここ牟岐だけでなく、全国の中山間地が抱えている現実でしょう。もう「効率」を求めてはいけない時代になっているのです。このことを皆に気づいてもらいたいです。

4月9日にpHの測定を終えたにもかかわらず、pH計のリポートが、こんなにも遅くなった理由は、冒頭にも述べましたように、旅人の視線で文章を書きたくなかったからです。地元の米や野菜を使って、日常の食事を作り、食べ、田圃の作業をおこなう。このことが自分の日常として感じられるまでに、やはり1ヶ月ほどの時間が必要でした。

現在、自分が暮らしている家は、旧日和佐町の町のはずれ、日和佐川のほとりの一軒家です。日和佐川は日本で数少ない、源流から河口まで、ダムや堰のない、美しい、貴重な清流です。家から国道までは50mもない、コンビニのローソンも徒歩2分ほどにある、このあたりでは町中にあたる場所です。でも町中といっても、家の後ろはすぐに山で、猿やイノシシ、シカ、ノウサギが家の前までやってくる環境です。今このリポートを書いている時にも、窓ガラスにはトカゲがやってきて、虫を食べています。毎日観察していると、数匹のトカゲがやってくるのですが、お互いに縄張りを主張しているのも分かりますし、まだ幼いトカゲは、エサである虫を見つけると、うれしさがこみあげるのか、しっぽを犬のようにふり、喜びを表しています。また、室内の壁には、じっと何日も動かないで居座るクモもいますし、プロパンを設置している小屋に入るとアカテガニが挨拶をしてくれます。また深夜、天井付近をノソノソと歩く、動物もいます。猿なのかなぁぁ。自然の生き物たちがリアリティーを持って、自分の暮らしに関わってきます。
gekko.JPG


これからの農業は、もう一度、生物たちとの共生を考えるべきだと思いますし、また、それを実行するために、この地にやってきました。

やまけんさんが「アグリセンサー」から「ガイヤセンサー」にブログの名前を変更されましたが、まさに適切な選択をされたのではないでしょうか。

農業、漁業、林業、工業という立割りでくくるのではなく、地球を愛する、いや地球を必要としている生き物たちの一員として、農業も、漁業も林業も工業も、残り少ない資源をいかに守り、復活させ、そしてお互いに共生をしていける。このような視点での生産行動が21世紀には求められているのでないでしょうか。農業経験のまったくない自分ですが、残りの人生を、こどもたちが安心して遊べる里山の再生に費やしていこうと思います。


リポートが遅くなり、申し訳ございませんでした。しかしpH計のテストは、自分にとって有意義なものでした。この場をお借りして、心よりお礼申し上げます。


Category pHメータ | May 26, 2006 | 投稿者 admin : 11:37 AM | コメント (0)

pHメータ

pHメータプロジェクト ビオトープ活用編 その3

■キャリングケースの出来が良い
01.JPG
僕のpH計の使用目的はビオトープを作る休耕田ならびに稲作をおこなう休耕田の水質チェックが主な目的ですから、測定器を持ち運ぶキャリングケースはコンパクトで丈夫なものがよいです。
「フナコシpH5011A」も「Twin pH B-212」も写真でも分かるようにコンパクトな専用のケースは付属していますが、「Twin pH B-212」のケースの中はウレタンスポンジが施してあり、振動や落下に対しても、ある程度の保護効果が期待できそうです。

「フナコシpH5011A」のケースには、本体の保護用素材は採用されていません。
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後で述べますが、このことが大きなトラブルを引き起こしたのも事実です。また「Twin pH B-212」のケースはpH4、pH7、2種類の標準液とスポイトを収納できるのも便利ですね。


■実際に測定をしてみた

「フナコシpH5011A」、「Twin pH B-212」、両者を使い、実際に休耕田に溜まった水や畦の水路、海岸に面した水路の水、合計4箇所のpHを測定してみました

「フナコシpH5011A」の特徴はセンサー部を手で引っ張ると収縮することです。縮めた状態で約3cm弱、伸ばした状態で約8cmほどになります。このセンサーを試験水の中に漬ける「浸せき測定」をおこないます。

「Twin pH B-212」の場合は、スプーンに似た、センサー部に、テストする水を滴下する「平面測定」か、センサー部自体を直接、試験水に漬ける「浸せき測定」の、いずれかを選択できます。


測定場所は4箇所とし、各場所で最低3回は測定し、その平均の値を測定結果としました。

「フナコシpH5011A」の場合、小数点2桁まで測定表示しますので、その結果を記載しています。

キャリブレーションですが、どちらも専用の標準液を使用しマニュアルに指示されている通りにおこなっています。

「フナコシpH5011A」はpH7.00に出来る限り近くなるように、マニュアル操作でキャリブレートを実行し、測定は「浸せき測定」でおこないました。

03.jpg


「Twin pH B-212」はpH6.86とpH4.01のオートキャリブレートです。
測定は「平面測定」と「浸せき測定」でおこないました。
04.jpg
05.jpg

各測定ポイントで測定した後に、センサー部は
「フナコシpH5011A」は蒸留水で
「Twin pH B-212」は水道水で洗浄しました
両者を同一にしなかったのは、メーカーで指定された方法をとったからです

06.JPG■pH測定結果
各測定場所での結果は、右に示す表にあるような値になりました。堀場の製品とカスタムの製品との間で少しずつ差異がありますね。


どのような場所で測定を実施したか、みて頂きたいと思います。


※以下は表中の各測定場所の写真と、その測定結果です。

07.JPG(1)畦道水路 堀場6.9 カスタム7.01

08.JPG(2)ビオトープ予定地 堀場7.1 カスタム 7.00


09.JPG(3)田んぼ予定地 堀場6.5 カスタム 6.34


10.JPG(4)海岸水路 堀場6.8 カスタム 6.73


測定器の精度ですが、スペック表によりますと以下のようになっています

・「フナコシpH5011A」は測定確度プラスマイナス0.01pH
・「Twin pH B-212」は再現性プラスマイナス0.1pH

測定結果を見る限り、水質はビオトープを作る上で、問題のないpHであることが分かりました。


実際のところ、両者ともに測定していると、時間とともに値は変化していきます。

「Twin pH B-212」の場合、「安定マーク」が出たところの値を記録すれば済みます。これはとても便利です。ストレスがありません。しかし、「安定マーク」自体が、時間とともに何度も表示されますから、3回表示された「安定マーク」の値を記録して、その平均値を読み取ることで最終的なpH値としました。「フナコシpH5011A」も同様ですが、フナコシの場合は連続して値が変化していきますから、値の変化が落ち着いたところをpH値としています。この作業を同一箇所において最低3回はおこないました。上記の測定結果は、さらに、それらの平均値です。結果として両者の誤差は1%~2%程度で、この程度の差は標準液のpHの誤差、あるいはキャリブレーション操作の誤差、キャリブレーションの変動などで起こりうるかもしれません。結果として、僕が作ろうとしているビオトープの水質管理という点では、測定性能的には両者ともに合格です。

Category pHメータ | May 22, 2006 | 投稿者 admin : 11:21 PM | コメント (0)

pHメータ

pHメータプロジェクト ビオトープ活用編 その2

さて前置きが長くなりました pH計の測定テストリポートです

pH計のテストに応募させていだたいた理由は、今まで使っていたフナコシのpH計「pH5011A」と堀場コンパクトpHメータ「Twin pH」の使い勝手が、どのように違うものかを試したかったからです。
60407.JPG

custme.JPG


小学生時代からラジオ少年の自分は、当時から秋葉原は目をつぶっていても歩けるくらいの、自分の庭でしたし、父親のアナログのテスターを拝借したのが測定器との付き合いの始まりでした。その後、サウンドエンジニアを職業としたためか、音に対しての「フラット」感、つまり周波数特性が「フラット」でるあことの状態を体に叩き込まれましたので、聴覚ばかりか、視覚はまだしも、味覚まで「フラット感」がないと居心地の悪い体質になってしまっています。

言い換えると、自分自身がある意味で測定器になっていないと気がすまないのですね。聴覚、視覚、味覚、、さらに温度や塩分濃度、Brix等は自分の体の中に定規を持たすことも可能だと思いますが、pHを体で感じることは、残念ながら自分には出来そうもありません。なぜならばpHの「キャリブレーション」が、どのようなものかを、体が分からないからです。pHを味覚に換算できれば可能性もあるのかもしれませんが、残念ながら、まだpHと味覚の関係を掴めていません。電圧や電流は、大雑把であることを許されるのでれば、高圧、高電流でなければ、手の指や舌に感じるピリピリ感や味覚である程度把握できるのですけど。


■体で感じられないものを、直感的に把握できるアナログ表示は、やはり便利

アナログ計測器の良いところは、車のスピードメータやアルコール温度計のように
直感的に視覚で数値を把握できるところです。リトマス試験紙も色でアルカリか酸かを人目で分かります。

測定器の大半がデジタルとなった今ですが、果たして便利になったのでしょうか。例えば手元にあるBrix濃度計、塩分濃度系、pH計、温度計などは下記のとおりです。

・糖度計 アタゴPocketPAL-1
・塩分濃度計 エイシンEB-158P
・pH計 フナコシpH5011A
・料理用温度計 DRETEC クッキング温度計 O-201WT

このほかにも電気回路用テスターやオシロ、周波数カウンターなども使用していますが、こちらは今回の評価基準外とさせていただきます。

いずれの測定器もデジタルで、かつ、どれも測定している数値を表示します。
「している」と書いたのは、測定の終了を通知されないからです。
つまり常に「測定中」なのです。
もちろんアナログの測定器も同様ですから、「機能としたら同じでしょ」っと
言われるかもしれませんが、アナログの方が把握しやすい。

この理由は、アナログの針の応答スピードが遅い(=若干の遅延がある)からです。この若干の遅延(ディレイ)が目を疲れさせずに、現状を把握させやすくしています。ですからデジタルの測定器でも、応答速度がたとえ速くても、表示に関しては、ある時間の間隔ごとに、データ値を表示させるほうが、数値を把握しやすいですね。つまりデータの値をサンプル・ホールドさせて表示してくれるものです。途中の細かい経過は間引いてくれたほうがよいのです。もしも、この間の、細かい変化のデータが必要な場合には、メモリーに保存、記録しておくなりしておけば、後にツールやプログラムで、いくらでも加工したデータを扱えます。データロガー機能ですね。リアルタイム表示の場合、データ値を表示するために、サンプリング、ホールドする間隔をどのように設定するかは、例えば、対数的にとるほうが良いのか、均等に割るのがよいのか、などなど、メーカーの腕のみせどころではないでしょうか。

このようにユーザーインターフェースは使い勝手に大きく影響します

手持ちの測定器でストレスなく使っているものは、糖度計のアタゴPocketPAL-1です。次にクッキング温度計、塩分濃度計で、フナコシのpH計は正直なところ疲れます。この理由はフナコシのpH計の表示スピードが速すぎるのです。小数点以下2桁ということもありますが、サンプル・ホールドを殆どやっていないようで、データの変化をストレートに液晶に伝えているように見えます。このほうが回路の設計的には楽なのは分かりますが。目まぐるしく変化する液晶表示はうるさく、真の測定値を直感的に掴み難いです。その点アタゴPocketPAL-1はバランスがとても良く取れています。

■「キャリブレーション」はオートで設定できると嬉しい


さて「Twin pH B-212」は、その点どうでしょうか

今までの経験から言えることは
測定器の性能は「キャリブレーション」(校正)のしやすさで、ほぼ分かります

測定器のもっとも重要な要素は「キャリブレーション」(校正)の容易さと信頼性でしょう

仕事のコンテンツ作りの場合、ディスプレーのカラーバランスやガンマ調整、ビデオカメラやデジカメのホワイトバランス、オーディオのゼロVUレベル設定など、各種のキャリブレーションは不可欠です


pH計も同様ですね

「フナコシpH5011A」はpH7での1点校正
「Twin pH B-212」はpH7とpH4の2点校正です

ところで、この2機種のキャリブレーションの方法はまったく違います

「フナコシpH5011A」は本体の右側に穴が開いていて、pH7の標準液にセンサー部分を漬けながら、そこに付属のドライバーを差し込み、校正ボリュームを付属のドライバーで回しながらpH7の値になるようにキャリブレーションします。しかし、液晶表示は目まぐるしく変化しますので、正確なキャリブレーションが実にやりにくい。比較して「Twin pH B-212」は、センサー部に標準液を滴下し、キャリブレーションスイッチボタンを押すだけだけでよい、オートキャリブレーション方式なので、気軽にセットできます。しかし油断は禁物です。手持ちの糖度計、塩分濃度計も、同様にオートキャリブレーション方式なのですが、時々キャリブレーションに失敗します。大概は標準液や洗浄液の取り扱いに原因はあるのですが。失敗していることに気づかず測定を継続して、実験そのものをやり直したことが幾度かあります。ですから「Twin pH B-212」もオートキャリブレーションを100%信じるのではなく、測定中も、幾度か再キャリブレーションしたほうが安全ではないかと思い、実行しました。これは「Twin pH B-212」のオートキャリブレーションに信頼性が無いといっているのではなくて、何らかの理由でキャリブレーションが正しくおこなわれないことも、起こりうるかもしれない、という老婆心からの発言です。といいながらもオートキャリブレーション方式は便利ですね。

Category pHメータ | May 18, 2006 | 投稿者 admin : 07:58 AM | コメント (0)

pHメータ

pHメータプロジェクト ビオトープ活用編 その1

日比と申します。今回はpHメータを貸与していただき、私が取り組んでいるビオトープのプロジェクトに使用させていただきました。
60407.JPG

本題のレポートに入る前に、まずはなぜにビオトープを作ろう..と思っているのか、その動機からお話させていただきます。

僕の現在の仕事は自然を対象とした電子出版(=コンテンツ)物の制作、販売をおこなっています。出版物の企画、編集をしていて痛感することは、自分の中でのリアリティーさの希薄です。どういう意味かといいますと、ロケで取材をして自分自身で見て感じたことは確かにリアルなのですが、その土地で毎日対象を観察しているわけではありません。所詮は旅人の目になってしまいます。

もちろん 旅人(=よそ者)ゆえに見えることも多々ありますが、どうも文章を書いても、言葉に根がないような、いまいちリアリティーに欠けているように感じてしまいます。これは自分自身だけでなく、市販されている雑誌や書籍を読みましても、当事者が書いたものと、記者や編集者(フリーのライターや作家を含む)の文章は、内容はまとを得ていても、なんだかリアリティーに欠けているものが多いように感じてしまいます。

おそらく、ロケ地の空気や水の違いを、旅人として感じているだけでは、「違う」ということと、「どのように違う」は説明できても、その空気や水を吸い続けたり、飲み続けることによる、時間軸での体の変化までは体験できないからではないでしょうか。

僕がお付き合いしていた、植物、動物、魚などを撮影している写真家の方達も、大きく2つに分かれまして、観察場所を持ち、長期に渡り、その場所で対象を見つめていらっしゃる方と、そうでない方との作品に対しての印象はずいぶんと違います。どちらが良い、悪いの完成度の違いではなく、その写真が物語る言葉が違うのです。いいえかるとリアリティーが違う。残り少ない人生になった自分にとって、旅人でない視点での、自然を語りたくなり、また、多岐にわたる、デパートメントな自然情報ではなく、テーマを「自分のもっとも好きな里山」に絞り込んだコンテンツ作りをしてみたく、昨春、その候補地を探すための旅に出かけ、ここ徳島は阿南海岸地域に辿り着きました。
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道路から畦に入ると、昔のままの、護岸工事のされていない水路があり、覗き込むとメダカが群れています。この休耕田、廻りを雑木林に囲まれており、木にはアオサギがとまっています。実にのどかな空間がそこにあり、幼少に遊んだ田畑のイメージにピッタリと重なります。

「こんなところが、まだ日本にあったんだ」

僕は、この風景を眺め、目頭が熱くなりました。さっそく阿南に待たせていたカミさんに報告し、幾日か観察した上で、誰の所有物かも分からないのに、第一候補地として、この地よりも、ふさわしい田んぼがあるか、否かを確認するために、四国の海岸沿い、九州は大分、福岡、山口県の日本海側、島根、鳥取と巡り、結局は牟岐以上に惹きつけられる場所を見つけ出すことは出来ませんでした。それほどまでに、幼少の頃に遊んだような里山の風景を見つけることは困難な日本になってしまっています。特にショックだったのは、10年前に訪れ、感動した高知県中村市の「とんぼ公園」の衰退です。風景こそ当時のままなのですが、生き物の気配が当時と比較にならないほどに希薄なのです。メダカの姿も減っていますし、トンボの数も少ない。牟岐の畦には、結構な種類のトンボがいたのにです。理由はすぐに分かりました。雑木林の裏は無残にも切り取られ、住宅地になっていました。丁度、銀座の商店の表と裏のように、一見きれいに見える風景も衝立の裏はみすぼらしいのと同じです。まるで映画のセットのような谷戸になってしまっていたのですね。トンボ公園に隣接した住宅地..不動産デベロッパーにとっては、格好の広告ネタだったのでしょう。

 さて前置きが長くなりました。いよいよPhメータのテストレポートをお送りしたいと思います。
(その2続く)

Category pHメータ | | 投稿者 admin : 12:20 AM | コメント (0)

pHメータ

pHメータプロジェクト ビオトープ活用編リポート 予告

kaigan.jpg
これまで北海道更別の小麦、宮崎県西都市のピーマンハウスの測定フィールドテストをしてきた堀場のモバイルpHメータですが、最後は徳島県のビオトープ建設予定地での使用テストです。
現在、測定実務中ということで、予告として測定環境をご紹介しておきましょう!

「私は山関連の情報サイトを運営していますHibiと申します。実は、里山に強い関心がありまして、徳島の阿南海岸の近くにある牟岐の里山にてビオトープを作ることになりました。」

hibiさんが運営しているWebはこちら。実に素晴らしい山関連のポータルサイトになっています!

■山と自然の旅
http://www.yamatabi.net/main/index.html
WS000072.jpg

そのhibiさんが、ビオトープを作る際の水質調査に堀場pHメータを使ってくれます。
sokutei.JPG

「実はすでにかなりの測定器を所有しています。

・糖度計 アタゴPAL1
・塩分濃度計 エイシン
・pH計 フナコシpH5011A
・料理用デジタル温度計

ですが、堀場さんの測定器にかなり関心があります。

・安価なこと
・持ち運びが楽なこと
・キャリブレーションが容易であること
・測定精度がそこそこあること
・取り扱いがラフでも壊れないこと
・メンテナンスが簡単なこと

こうしたことをフィールドテストしてみました。」

biotop.JPG

pHメータ編の最後を飾るにふさわしいレポートが仕上がりそうですね!
こうご期待!

Category pHメータ | May 15, 2006 | 投稿者 admin : 09:26 AM | コメント (0)

pHメータ

[北海道・更別より] 小麦畑のpHの測定を行った。

北海道の十勝やっちからのpHメータ使用報告が届きました!

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十勝やっちです。
しばらく間が空きましたが、pHメータの使用経過をご連絡します。今回は小麦畑です!

目的: 「小麦畑のpHを測ることにより、麦収穫後に行うライムケーキ散布の投入場所を特定する。」

今回は畑が凍結し試験を行える昼には土壌がベタベタになることもあり、トラクターに乗って試験を行いました。

サンプル採取場所はトラクターが入っても良い防除畝の脇で行い、340mの長さ一本につき4カ所採取×幅54m(防除畝二本分)づつ計5本=20カ所のサンプルを測定しました。

そして今回は面倒なので洗浄水を持たず純水だけで洗浄・測定を行います。

すでに北海道の畑は下の方まで凍結しており、掘っても土が固まって測定できないため表面の溶けた土を軽く足で蹴飛ばしてサンプルを採取。

純水を垂らし平らなところへ置き、安定マークが出ないうちに次のサンプル場所へ走る。
多少ふるえてもはかれるようなので、次のサンプル場所に着いたときには安定マークが出るので無駄に待つ時間を省くことができる。

終わったら記録後、洗浄→サンプル採取→移動を繰り返す。

時間を短縮したので、約9haの圃場を1時間もかからずに測定することができた。
実際にはサンプルなどの時間はとても短く、簡単に測定確認できるので気軽にできてしまいます。
で今回の測定結果が↓!

左半分側はほとんど危険地帯。真ん中列あたりではpH7.0ととてつもない値が出てしまった。

しかし右側はpH6.0以下ばかりで、5.2などとかなり低い値も出ていました。

これはpHが違っている付近に昔明渠があって違う畑にしていたからだと思われます。

つまり明渠を境として右側だけにライムケーキを投入してやれば効果的で、左側は全く必要なしだという結果となりました。

まだ量や値段が不明なのでわかりませんが、資材の投入は半分以下で済むことがわかり、来年のライムケーキ投入時に良いデータとして残せることができると思います。

そして資材代が節約でき、効果的な土壌改良ができると思います。

ちなみに全作の馬鈴薯ではこれだけpHが高いにもかかわらず(実際にはそうか病はアルミニウムイオンの関係が一番なので一概にはいえませんが)、そうか病出なかったことは、菌が少なかったもしくは早期培土によるそうか病の抑制があったことが考えられます。
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おお、実に明瞭に土壌改良の設計ポイントが浮き出てきますね。
十勝やっちがやっている、圃場をポイント毎に測定し、全体の傾向を計るのは「精密農業」的な発想ですね。それをこんな風に手動で簡易にできるのは、コスト対効果的に素晴らしいことだと思います。

そうそう
十勝やっちのホームページでジャガイモの通信販売をやっているようですよ。ご関心のある方はぜひ覗いてみて上げて下さいね。

Category pHメータ | November 28, 2005 | 投稿者 admin : 09:24 AM | コメント (0)

pHメータ

宮崎県の状況

先にお伝えした宮崎県西都市のマンゴー農家さん達を襲った台風被害ですが、1aあたり1千万円かかるハウスが倒壊している状況です。樹も冠水してしまっているので、来年以降どうなるかがわからない状態。そんな中、管理人やまけんが呼びかけた義援金がかなり集まり、まとまった金額をマンゴー部会長にお送りできそうです。ご協力いただいた方々には厚く御礼申し上げます。

さて日常モードに戻りましょうかね!

Category pHメータ | September 19, 2005 | 投稿者 admin : 09:13 AM | コメント (0)

pHメータ

宮崎県西都市より 『ハウスの土を測定してみました、だがしかし!(その2)』

~前回モニターの続き~


暑い中、ハウス内5箇所の土壌を測定しました。

●モニターで使用した道具は…
①コンパクトpHメータ
②移植こて(小さいスコップ)
③純水(イオン交換水in分析ラボ用ボトル)
④デジタルカメラ
⑤汗拭き用タオル!

以上の物を持参しています。


使用感は、コンパクトpHメータに載せて測定できる土は2グラム前後です。土壌分析室ではかり取る量は乾燥土で10gですから、かなり少なめですね。従って1箇所穴を掘って採取する土の量は約100g位はありますから、そこから数粒の土を電極の先にのせて、純水を垂らします。その後電極カバーを閉じてコンパクトpHメータを軽く振ります。十勝やっちさんのレポートのように結果が安定するまで十数秒かかりますが、電極の数値が安定すると写真の通りにニコちゃんマークが表示されます。作業しながら感じたことは、リアルタイム分析(農場での簡易測定)にはかなり簡便です。生産者が使用するには手軽さが重要でしょうね。


●作業ポイント!
①採取した土壌を良く混和してサンプルの均一化を図る事

②水の出口が細い純水ボトルを使用して、電極への水注入や測定後の洗浄を行う事

①はサンプルによる測定誤差を出来るだけ低くすること、②は単に作業性の向上です。純水ボトルは町の雑貨店などで市販されているかは分かりませんが、これを併用すると測定がかなり楽になります。


●5箇所の土を測定しましたが、結果は…。

ハウス右奥…5.1
   右前…5.3
   中央…5.4
   左奥…5.2
   左前…5.4

となりました。


チョット分かり難いかもしれませんが、モニターしたハウスは約10aの面積であり、3連棟のハウスです。長方形の4角と真ん中の計5箇所を測定しました。場所によって若干の差がありますが、奥と前では若干、土の性質が異なることから影響を受けているのではないかと思います。今回は卓上pHメータとの比較も行いますので5箇所の土もラミジップに入れて持ち帰りました。

お持ち帰りの土はpHをはじめ、数項目にわたり土壌診断を実施する予定です。


数日後、、、


ヤングファーマーのH君から携帯電話に連絡が入りました。

『台風14号の被害でハウスが水浸しになってしまいました。近くにある育苗ハウスも水没したようです。中型カラーピーマンの苗も全部、泥水に浸かったようで全滅です。今年はピーマン栽培を諦めようかと思っています…。とりあえず葉野菜を作ろうかなぁ、暫くは何も考えられないです。また何かアドヴァイス下さい…。』


と。実は先日9月6日に上陸した台風14号の被害は甚大で、多くのハウス施設が倒壊しました。当日、彼のハウスはビニールを剥いでいて、風害こそ免れたものの、堤防決壊して逆流してきた泥水に完全に浸かってしまったのです。彼のハウス近くの集落は殆どが床上浸水の被害を受けました。悲惨な状況です、、、。このモニターも踏まえて彼の農作業が復活出来るように精一杯、手助けをする所存です。

※添付した写真は彼の冠水した後のハウス内の様子です。あと、隣のハウスは泥だらけになっていました。数日は作業が困難な状態です。

Category pHメータ | September 09, 2005 | 投稿者 admin : 10:51 AM | コメント (0)

pHメータ

宮崎県西都市より 『ハウスの土を測定してみましたっ!(その1)』

前回のPHメーター到着報告から、随分と時が過ぎてしまいましたが、宮崎県西都市はまだまだ残暑厳しく、屋外では頭がボーッとしてくる暑さです。農家の方々も朝早くか、夕方の時間帯に農作業をしている
ことが多いようです。早速ですが、ピーマン生産者の承諾を得て、現地での土壌pH測定を行ってきました。
house1.jpg

紹介までに…、ここのピーマン生産者は就農3年目の新規就農者です。期待のヤングファーマー!!栽培品目は中型カラーピーマンのハウス栽培です。現在は育苗期間中、ハウスへの苗定植は9月中旬を予定しています。赤、オレンジ、黄色と3色のカラーピーマンを栽培する元気な生産者です。

南国でのハウス栽培は、栽培期間が8月中旬~翌年7月とほぼ1年間掛けての栽培です。その間の土壌管理は8月~9月にかけて行います。
sokutei.jpg

彼が管理しているハウス土壌の性質は砂壌土になります。砂壌土は比重が重い方であり、比較的養分保持力が低い土壌です。石灰資材も適宜に施して土壌酸度を維持することが大事です。また、ピーマンの適正土壌酸度はpH6.0~6.5となっており、これから石灰肥料や有機質肥料の施用前後の差、卓上PHメータとの比較を行っていきます。

今回は、、、

彼のハウスに行って来ました。トテモアツイ~!!気温は約34℃!!!
ハウス内の土壌を5箇所測定しました。測定場所はハウス(ハウス内写真参照)の対角線上の5箇所です。このハウスは3連棟であり、写真を撮った正面から向かって、左右のホロ奥と手前の2箇所、中央のホロの真中を1箇所測定しました。
sokutei.jpg

土は表土を5センチ位除いて、深さ5~20cmの部分を採取します。

ちなみに、このハウスは7月下旬に完熟堆肥を施肥しています。その結果土の団粒化(土壌物理性の改善)が進んでいます。写真では分かり難いかな…?
sokutei.jpg

そして、採取した土壌を恐る恐るコンパクトpHメータの電極の上に乗せて測定してみました…。
sokutei.jpg

電極面のガラスは非常に薄くソフトな扱いが要求されます。(卓上型pHメータは電極がガラスカバーに包まれているため結構乱暴に使えるので…)モニター始まってすぐにダメにしちゃうのは怖い、しかし、太陽の日差しが強い。作業は続く、、、。

Category pHメータ | September 03, 2005 | 投稿者 admin : 02:20 PM | コメント (0)

pHメータ

pHメーター さあプロジェクト実験がスタートした。

帯広の十勝やっちです。
きちんとした実験を行いましたので報告します!

■目的
  ・堀場製品である携帯型pHメーターをモニターテストし使いやすさとその優位性を確認する。
  ・検査データを応用し、今後の農業技術としての利用に役立てる。

■試験圃
  ①小麦収穫後、残渣処理を行った小麦畑。
  ②①の圃場にライムケーキ資材&えん麦投入後、秋のえん麦プラウ耕起前。
  ③馬鈴薯のそうか病多発地区。

■実験内容
 今回は試験圃①の小麦収穫後の圃場のpHの調査を行いました。
 この圃場では3年前に十勝農業共同組合連合会農産科学研究所において土壌診断が行われており畑のpH分析値は5.4と作物全般の適正値よりやや低い数値となっています。

この土壌診断の土壌の採取の仕方は圃場のやや中に入った角4カ所・真ん中1カ所となっており、それを混和のちサンプルとして研究所で診断を行うわけです。しかし5.5haという広い畑の土壌のサンプルを混和するということは圃場内でのサンプル格差が認められず、作物での品質格差にもつながります。これを改善しようと携帯・簡易検査な可能な堀場式pHメータが有効と考えます。

そして

・各場所のサンプルをその場で測る
・圃場pH格差を知る
・有効な資材投入を行う

これにより

・資材の節約
・作物生産の均一化
・高pHによるそうか病(馬鈴薯の危険な病気)の予防

が可能と考えました。

■モニターテスト
堀場式pHメーターを実際に使用し、検査しやすい方法を模索して次のようにして行いました。

・コンパクトpHメータ B-212形&付属スポイト
・ペットボトルの空き容器×2
・純水
・水道水
・携帯電話(F900iT)
・丸形鍬(スコップやシャベルでも可

を用意しました。

事前準備として空きペットボトルのふたに画鋲を刺し穴を開けたものを二つ用意し、中に純水・水道水を別にして入れておきます。

では、モニター開始です。
まず目当ての土壌サンプルの採取です。
鍬で土を掘り返し10cm位の土を採取します。
採取したサンプルは粉々にしておくのがベスト。

それをpHメーターのお椀部分の検査部に乗せ、スポイトなどで純水をかけます。

このとき土がころころだったり量が少ないと純水部分が直接電極がふれてしまい純水に近い値がでてしまうので注意。

そして平らなところに起き安定マークがでたら検査完了です。

洗浄はペットボトルに入れた水道水で、ペットボトルを手で握ることにより水がぴゅーっと飛び出るようなるのでその圧を利用して洗浄が簡単に行えます。ペットボトルはサントリーのイエモンが握りやすく最高です。

洗浄後は息でフッと水を吹き飛ばします。それで終了。時間も手間もすごく少ないことがわかりました。

またサンプル調査を行った場所が確認しやすいように携帯のタッチパネルを応用して簡単な地図を作りました。

自分がサンプリングした場所に色別で印を付け、場所ごとのpHが一目でわかるようにしています。

一通りサンプル調査が終わったら考察を行い、pH別にどこに資材をいくつ投入するかを決めます。
今回の資材投入はライムケーキという石灰質資材で、pHを上げる効果があります。
今年ライムケーキはコントラクターに頼みました。
ライムケーキはライムスプレッダという機械で散布を行います。


携帯で作った地図はメールや赤外線送信により簡単にオペレータに移すことが可能でした。

調査後のpH測定地図です。

上半分が高pHで特に赤い部分は4年前堆肥が積まれた畑で、その後馬鈴薯のそうか病が認められています。ですのでこれ以上の石灰質資材の投入は危険ですので投入をやめました。

下半分はpHがやや低く石灰質資材の投入の効果があります。

実験後に思い出したのですが今回の圃場では20年前(物心が付いた頃)に半分に畑が区切られており、その前畑の栽培方式によりpHが分かれたのだと考えられます。

ですのでそれらpHやそうか病に弱い品種の栽培を配慮しながらライムケーキを播いてもらうことにしました。ただし今回は取り寄せた量が多かったので少し多めの投入となってしまっています。

結果

圃場内でのpH格差が簡単に確認でき、有効的な資材投入によりコスト削減・そうか病の回避をすることができました。

今回は畑の整地統合により特別な結果が出ましたが、そんな畑は結構あるものだし小規模畑の大量サンプリング検査にも有効だと考えられます。

また検査機は携帯性や簡易性・防水性に優れ多くのサンプルを簡単・ラフに調査することが可能です。

■反省
サンプル検査終了後にライムケーキの量を決めればよかった。

今度は小麦の播種後の畑を車で走れる頃にサンプルを取ればちゃんとした資材活用ができたに違いないですね。

今回はこんな感じです!


Category pHメータ | August 23, 2005 | 投稿者 admin : 07:54 AM | コメント (2)

pHメータ

宮崎県西都市よりpHメータ使用レポートその1!

早期米の受付で暫くの間、事務所を離れていました。やっと机に座ったのが今日の休みです。

さてさて、
『pHメータ宮崎県西都市の農業分析センターに届いたっ!!』
PHメータはホントにコンパクトですね。しかし、しっかりしたケースに入っており、携帯用には最適かと思います。

有り難い心使いは校正用の標準液(PH7と4のもの)が別途沢山、梱包されていたことです。ホリバさん有難うございました。

土壌分析室にて卓上型のPHメータと並べて写真を撮りました。卓上型と比べると携帯性は明らか!

まあ、卓上型ですから持ち歩くことは無いでしょうが…。

でも、このコンパクトPHメータはデザインが気に入りました。大抵、農業用メータってデザインが悪いのですが…。

ちなみに当分析センターのPHメータ、ECメータはホリバ社製品のものを使用しています。(その他のメーカって見たこと無いなあ。)


このコンパクトPHメータを農場に持って出るためには、他にボトルに入れた水道水(本当はイオン交換水が適)とガラス電極面を掃除するティッシューが必要ですね。これは分析ラボ用のものを使用したいと思います。

来週にはハウス農地に出向き、モニターを実施したいと思います。

南国宮崎は只今、灼熱地獄の状態です。農家さんは早期水稲の刈り取りを終え、束の間の休憩期間となっています。

楽しくモニターしたいと考えています。あっ、うちの土壌分析室の様子も写真に載せておきますね。

Category pHメータ | August 17, 2005 | 投稿者 admin : 07:59 PM | コメント (0)

pHメータ

pH測定器で実際に圃場の土を観測しました!

北海道の十勝やっちです。
こちでは馬鈴薯にビート、小豆などが順調に育っています。
目下、「ホクシン」という品種の小麦の刈り入れが始まり、忙しい日々が続いています。

さて、先日はパッケージを開けただけのレポートで申し訳ありませんでした。

あれから純水が手に入ったので家の周りのビート畑を測ってみましたので、簡単ではありますが、その模様をレポートします。

まず土を手で取り軽くこなしてから検査器のお椀状の部分にのせ

純水を垂らす

検査器は平らな軽トラの上に置き安定マークでたら測定終了

測ったら水道水で流すだけ


うーん簡単!
土も指でつまむ程度でいいのですぐに測定できます。

ただし、測定後に洗う時に、ボトルから直接水を注ぐのに少し気を使います。もっと楽な方法を考えようと思います。実際には、数カ所・数サンプルを多く測るわけだから、洗浄もかなりの回数があることを考えて用意しないといけないなぁ、、、

今回はこんな感じです。引き続きレポートします!

Category pHメータ | August 11, 2005 | 投稿者 admin : 06:12 PM | コメント (0)

pHメータ

十勝より、、、pHメーターが届きました!

前略 十勝やっちです。

pHメータが堀場さんから届きました!でもタイミング悪く風邪で寝込んでいたので、その日は梱包も開けれなかった、、、今日晴れて開封&試運転してみたので報告です。

まずやることは機械の調整。どういう調整かというと、pH7とpH4の専用の液を中にたらし、CALボタンを押し酸度の校正を行う。使用頻度にも依るのだけど、だんだん測定値がずれてしまうので、これを校正する準備なのだ。一度これをやってしまえばもう後は簡単。

ふたを開けスイッチON。

測定したい液を受け口に入れる。(土の場合土を乗せ、純水をたらす)

安定した場所に置き安定マークが出れば測定完了。

終了後は水道水で流しティッシュで軽く吸い取らせる&乾燥。

これでOK。

で、寝込んでいたので外に出られなかったので、初めての分析材料は最近愛用中のカルピスウォーター(笑)。申し訳ありません、堀場さん、、、
yacchimeta.jpg

pH3.7と結構酸性な飲み物なんだねぇ~というのを発見。乳酸菌だからかな?

で、現時点での感想は・・・

測定時間がちょっと長い!

堀場製作所の皆様すいません。20秒くらいかかったんだけど、せっかちな僕には少し待ちが長目です。ってそんなこと言ったってしょうがないんですけどね。

でも、

・アフターケアが簡単にすすぐだけいいのはありがたい。
・耐水性があるのでラフに使える

と、いいこと尽くめかも。

ただしラフといっても測定値のガラス部分はすごく薄いので無理すると割れるらしい。
さて雨がやんでから少し測定をやってみようかなと思います。次回はフィールドでの使用感をレポートさせて頂きます!

Category pHメータ | August 02, 2005 | 投稿者 admin : 11:13 AM | コメント (2)

pHメータ

十勝やっちさんのモニター試験内容!

さて、もう一人の当選者である十勝やっちさんは、北海道の十勝郡、更別の農家さんです。
彼の畑の状況は、彼のブログで豊富な写真で語られていますので、合わせてご覧下さい。

■十勝やっちのNorth!Shock!(農&食)
http://d.hatena.ne.jp/yatti/20050710

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では僕のプレゼンテーションを・・・


僕の住んでいる更別村は一戸当たりの作付面積が多く、50ha作っている農家がたくさんいます。
作物はビート→豆類→馬鈴薯→小麦の輪作が一般的なのですが、その中で馬鈴薯というのは低pHでないと「そうか病」という馬鈴薯の肌にニキビ見たいのができる病気が発生しやすくなるのです。そうか病は菌が繁殖してしまったらいくら輪作をしていても押さえ込むことがほとんど不可能な病気なので絶対発生させたくない病気です。しかしほかの作物をおろそかにするわけにはいかないので、なるべくぎりぎりの線を作って行きたい。
yacchi.jpg
とはいってもその大きな面積ですので、部分的に土質が変わってしまいそうか病の出やすくなってしまう場所がたまにあるのです。そこで僕は・・・

■pHが高いと思われる場所 
(枕周り・畑の激しい上り坂(資材が均等に投入できない)・明渠の埋め立て後・など)

を検査して、僕の持っている携帯機能のタッチパネルで圃場のpH値が分かりやすくする地図をその場で作りたいと思います。その後、石灰質資材(ライムケーキ・生石灰など)の投入時に場所を携帯電話で見ながら機械(ライムスプレッダやブロードキャスター)を操作し量の調整を行い、資材の効果的な投入を行いたいと思います。


また圃場の地図はネット上(僕のブログ)やメール・赤外線通信などを使うことにより、ほかの人にも見せれるので、家族にやらせたりコントラクター社員に見せれば有効的にできると思います。
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Category pHメータ | July 21, 2005 | 投稿者 admin : 09:04 AM | コメント (1)

pHメータ

pHメーターモニター ・ 九州弟さん(宮崎県西都市)の計画!

興奮の当選発表から1週間以上経ちましたが、この間、それぞれ計画を練っていたようです。
まず、宮崎県西都市にあるJA西都という農協で、土壌分析を専門的に行っている九州弟さんの実験計画が寄せられてきました!

こんな感じでモニタ実験をしてくれます。

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この度は、PHメータモニタの選定有難うございました。早速ですが、当産地での試験内容について提案致しますのでご確認して頂きたいと思います。


~モニター試験詳細~


1.用 途
 土壌pHリアルタイム分析について有用性の検証
 土壌EC値(電気伝導度)と併せて比較試験する。


2.テスト項目
 1)土壌PH…コンパクトPHメータと卓上型PHメータによる精度比較
 2)土壌EC…ハンディタイプECメータと卓上型ECメータによる精度比較


3.内 容
 促成ピーマン栽培では栽培期間(8月末~翌年6月)が非常に長い。そのため土壌管理・肥培管理が大変重要である。元肥施用前後の土壌診断、その後の土壌養分の変化について定点測定を行い、ハウス土壌でのリアルタイム検査の有用性を検証する。
house.jpg
 栽培期間中の土壌PHの変動は施肥(元肥、追肥)による影響がほとんどである。通常、ピーマンを含む果菜類の適正土壌酸度は6.0~6.5であるが、たいていの作付け元肥入れ前の土壌は5.8前後が多い(石灰飽和度により差がある)。従って、作付け前の元肥投入時に石灰資材を施し、酸度を調整するのである。栽培期間中のPH変動要因は、硝酸態窒素の土壌含量の増減によるものであり、土壌中の硝酸態窒素はEC値(電気伝導度)にて推測することが出来る。
 そこで、両項目について同じ土壌を圃場と土壌分析室で測定していき、農家への土壌管理データに出来ればと思う。週に1回又は2回(どちらかは現在未定)測定を行っていきたいと思う。


 また、それだけでは面白くないから、作物の硝酸態窒素(硝酸イオン)の測定も収穫開始と同時に行い、土壌中の硝酸濃度(EC値及び硝酸態窒素含量)とピーマン果実体に含まれる硝酸濃度の推移グラフが描けるよう、併せて実施していきたい。

4.使用機器
 1)圃場現場測定…PH(コンパクトPHメータ)
          EC(ハンディECメータ:ホリバ製)
 2)分析室 測定…PH(卓上型PHメータ:ホリバ製)
          EC(卓上型ECメータ:ホリバ製)
          硝酸イオン(卓上型イオンメータ:ホリバ製)

 ※分析室はJA西都優心館(土壌分析・農産物検査センター所有物となる。また、硝酸イオンは携帯品でホリバ製のカーディを所有しているが、電極が古いために今回は使用せず。卓上式メータのみ使用。
 
試験詳細は以上となります。
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さてさて
次は十勝やっちさんの実験の紹介かな?楽しみにしてますよ!
来週にはpHメータが届くと思いますので、よろしくお願い致します。

Category pHメータ | July 20, 2005 | 投稿者 admin : 12:47 AM | コメント (2)

pHメータ

決定! pHメータモニタ当選者を発表!!

さて、6月末日までとしたpHメータのモニタテスターのご応募でしたが、十勝やっちさん、九州弟さん、そしてHIBI@yamatabi さんのお三方が候補に挙がりました。十勝やっちさんは私の独断ですでに決定としましたが、残る一人はどちらに?

九州弟さんは、現役の農協職員、かつ土壌や残留農薬等の検査を専門とするエキスパートです。広範なフィールドテストをしていただけるという期待が持てます。

一方のHIBI@yamatabi さんは、ビオトープの水質測定ということで、農業用というフィールドからは少し離れますが、休耕田を利用しているという新規性もあり、他メーカの機器との比較利用ができるということで、かなり興味を惹きます。


う~ん
私には決められない~ ということで、堀場製作所の方にも観て頂きました。


結果!


「3人とも面白い!よし、3台出しましょう!」

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
なんたる太っ腹なこと!

ラッキーですね、、、これを観て、「あー 俺も遠慮せずに応募すれば良かった」という方、居るでしょうね、、、んーまあこれはこういう結果と言うことで、、、

ということですので、お三方、送付先の私にメールを下さい。(netfarm@mail.goo.ne.jp)
そのメールには、フィールドテストの詳細を、少なくとも下記がわかるような企画書の形にして送って下さいますか。


・用途
・現場の状況(画像等つけてください)
・テスト項目

そして、お三方には1ヶ月に2回程度、フィールドテスト中の報告をしていただく形になります。デジカメ片手にフィールドに持って出て下さい!

ということで、7月はpHメータコンテンツが目白押しになります。楽しみだ!


Category pHメータ | July 06, 2005 | 投稿者 admin : 05:21 PM | コメント (4)

pHメータ/北海道

ついにきた!堀場製作所製 小型pHメータのモニタを募集しますよ!

さて
皆様お待たせしました(笑)

十勝やっちさんなどからご要望の高かった小型pHメータの件、なんと堀場製作所さんから、

「それじゃぁ 2台用意しましょう!」

という力強いお言葉が! 来た来た来ましたぁ~

こちらがそれです!

■コンパクトpHメータ B-211/212形
http://www.jp.horiba.com/analy/b-211-212/

これをモニタとしてお貸しします。言い出しっぺの十勝やっちさんにはもう無条件でテストして頂きましょう。あと一名、フィールドで使用できる農家さんに限定しますが、ご要望のあるかたはいらっしゃいますか。

もちろんモニタですから、使用感をレポートして頂きます。また、土壌分析データも参考のためぜひ公開して下さい(笑)

応募はこのエントリのコメントに、自分の圃場と品目の詳細と、使い方を書き込んで下さい。6月末日まで受付けて、堀場さんと相談の上で確定します。

ふるってご応募を!

Category pHメータ/北海道 | June 24, 2005 | 投稿者 admin : 04:40 PM | コメント (5)

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