さて、現在二酸化炭素の濃度は、5分毎に計測してデータを蓄積している。
そこで、この現在の値をページのTOPにFLASHムービーを使って表示することにした。表示している値は2006年6月15日17:00から23日09:00まで二酸化炭素濃度の平均を100とした相対値である。
メータの説明を簡単にしておこう。
まず、スピードメータのような、赤い針で刺し示しているのが、現在の値で、同じ値がメータ下部に数値として、デジタル表示されている。また、右下の矢印は、変化の様子をしめしており、一時間前の値と比べて上昇しているか下降しているかを表示している。
具体的な表示の処理だが、FLASH内から、WEBサーバに対し、現在計測値の値を読み出すプログラムを実行。その結果をFLSH内で処理して、ムービーをその場で作成するという手法を使っている。
今後、気温、湿度なども同じようなメータを表示するようにして行く予定である。
二酸化炭素濃度の変化を6月15日の夕方の17時から23日の朝9:00まで測定してみた。(23日の早朝といえば、サッカーのワールドカップ、日本 vs ブラジルが終了した時である。)
早速、結果をグラフで示そう。測定値は、観測期間の平均を100とした相対値としてしめした。この期間中の最大値が19日午前11:00の107、最小値は21日午後の14:20で95であった。最大値と最小値の差が12%だった。

※グラフはクリックで拡大されます。
まず、観測地の周辺の状況を示しておこう。
観測地はビルの11Fで、南側には30階以上の高層マンション、南西にも20数階程度のオフィスビルが立ち並んでいる。そのビルの向こう側には首都高速と国道一号線が走っていて、交通量は非常に多い。そしてビルの西側には22階の高層マンションと37階のオフィスビルがあり、昼間人口も非常に多いと考えられる。

写真を見てもらっても判ると思うが、都心にしては緑は多いが、あくまで都市計画の一環として植えられたものがほとんどで、本来の森や林といった、鬱蒼とした深い緑ではない。
この場所の地図はhttp://map.yahoo.co.jp/で閲覧できる。航空写真も見れるようなので、上記の章、写真とともに参考にされたい。
17日朝は比較的二酸化炭素濃度が高い期間が続いていて特徴的である。
風向、風速などに影響をうけると考えられるが、残念ながら今回つかっているウエザーバケットには風向を記録する機能が無いバージョンだ。
さて、次回はウエザーバケットの気象データとも比較してCO2の状況を考察してみたい。
二酸化炭素濃度分析機が届いた。温室内の二酸化炭素の濃度を測定する目的で堀場製作所からお借りしたものである。実はこの機器、名古屋を中心に開催された愛知万博でも使われた機器だそうだ。堀場製作所のコーポレートカラーを基調に、中央に大きな電流計とおなじようなアナログメータがついていて、いかにも分析機器らしいデザインだ。昔のpHメータのようなイメージである。

ということで、しばらく動作検証とシステムへのデータ取り込みのアプリケーションを作るため、早速GAIASENSOR事務局に設置することにした。
この機器は残念ながらデジタル出力がないが、電流が計測値にあわせて出力されるので、それをテスタ(デジタルモニタ)でA/D変換して、PCに取り込むことにした。

今回利用したのは「サンワデジタルマルチモニタ PC-20」である。データ取り込みようのケーブル(ソフトウエア付き)は別途購入した。また、連続計測などので、テスタ専用のACアダプタを必要だ。これも別途購入する。
二酸化炭素計の蓋(上の写真では、ケーブルが出ている下の方)をあける。写真の左の方にあるのが、電源スイッチで、その隣にあるのが、ちょっとみえづらいが雰囲気(周りの空気)を取り込むためのポンプのスイッチである。

堀場製作所の方によると、この機器は、アナログ出力に、4~20mAが出ているそうなので、これを二酸化炭素濃度に変換する必要がありそうだ。写真だと右の方の基盤に印刷されたHORIBAのロゴの下あたりに電流が出ているらしい。ここにテスタのプローブを接続すれば、計測可能だ。
さて、次にこれにテスタ(デジタルモニタ)を接続する。このデジタルモニタはUSB経由で測定結果をPC出力することができるので、このデータをデジタルモニタ接続ケーブルに付属しているソフトウエアで取り込むことにした。調べたところ計測した値はCSV形式でファイルにその時点で保存されるので、放射温度計の計測値と同じように、ファイル転送のプログラムの組み合わせればデータをサーバ側に定期的に転送することが可能だ。
計測はデジタルモニタに付属のアプリケーションで、5分毎に計測するようにした。USB経由で接続し、図のような感じでデータが蓄積されていく。この値を二酸化炭素濃度に変換して、グラフを書くようにする予定だ。

二酸化炭素の値はどれくらい変化するのか、をとりあえず調べてみようと思っている。時間があれば計測原理なども調べたいと思う。
参考に設置時に測定した値をCSV形式のまま掲載しておく。
14:55:34, 0.810E+1,DCmA
15:00:34, 0.808E+1,DCmA
15:05:34, 0.795E+1,DCmA
15:10:34, 0.773E+1,DCmA
15:15:34, 0.772E+1,DCmA
15:20:34, 0.768E+1,DCmA
15:25:34, 0.775E+1,DCmA
15:30:34, 0.763E+1,DCmA
15:35:34, 0.769E+1,DCmA
15:40:34, 0.773E+1,DCmA
15:45:34, 0.773E+1,DCmA
15:50:34, 0.764E+1,DCmA