| 先に紹介した京屋酒造(宮崎県日南市)でウェザーバケットによる気象観測が始まった。現在減農薬、有機肥料により焼酎の原料芋を生産している。その農場の気象を観測し、より良い芋を作るためのデータとして活用する予定だ。 2006年9月21日に農場へのウエザーバケットの設置に伺ってきたので、そのときの様子をご紹介する。 9月20日の夜に宮崎空港に到着、レンタカーを借りその日は市内のホテルに宿泊した。大淀川沿いにある老舗のホテルで、温泉もありなかなか快適だった。ただ、この日は先月の台風の為温泉がでず、残念ながら「沸かし湯」であるということだった。宿泊したのは大淀川に面した部屋で、窓を開けると南国宮崎らしい景色が見え、少し秋らしい川面を渡る風が涼しかった。 |
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翌朝、大淀川を渡り一路日南市へと向かった。所要時間は1時間ちょっと、途中風光明媚な日南海岸をひた走り、京屋酒造の蔵のある日南市飫肥に到着した。 |
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京屋酒造では、仕込みの真っ最中だった。芋をむく方々が朝早くから作業をしている。芋はすべて手でむいているそうだ。 |
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蔵の屋根からは、芋を蒸している蒸気が山の方へ昇っている様子が見えた。自然豊かな環境の中で焼酎が造られていることを実感した。 |
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さて、ウエザーバケット、そして畑の様子を観察するIPカメラを設置するために、農場へ向かった。農場は蔵から車で15分ほどのところにある。小高い丘の上にあり、日当たりの良さそうな畑である。 |
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設置場所は前回の調査のときに決めてあったので、すでに工事が終わり、しっかりとしたポールが設置されていた。台風の時にはそうとうな強風が吹きそうだ、ということで、基礎もしっかりコンクリートで固められていた。 |
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PCとの接続など基本設定は既に終わっているので、さっそく、ウエザーバケットを設置し、100mほど離れた管理小屋でネットワークの設定、データのサーバへのアップロードなどの準備をした。 |
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ウエザーバケットと同時に設置するIPカメラの場所を指示する京屋酒造の渡邊眞一郎社長 |
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管理小屋に設置したウエザーバケットのデータ取得用PCとネットワーク 管理小屋はウエザーバケットから約100mほど離れており、壁を挟んでの通信になるので、ちょっと不安もあったが、接続してみると何の問題もなく、ウエザーバケットとの通信が確立し、データが取得できた。 |
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さて、こうして取得したウエザーバケットのデータやIPカメラからの映像は近く京屋酒造のWEBから公開される予定なのでご期待いただきたい。公開示にはこのBLOGでもお知らせしたいと思う。 |
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IPカメラからの画像(9/23 AM 10:15) |
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図1.ウエザーバケット設置案 |
図1.はウエザーバケットを設置し、USBあるいは通常のビデオカメラで畑の画像を撮影しPCで取り込むシステムである。PCは測定値そばの小屋の中に設置し、そこから公衆回線を経由してサーバへデータを送信する。回線としては、通常の固定電話によるダイヤルアップあるいは携帯電話、pHSなどの回線を想定している。 ウエザーバケットとPC間は無線で接続でき、また太陽電池で動作するので電源も不要だが、USBカメラであればUSBケーブルが必要となるし、通常のカメラの場合には電源とコンポジットなどのケーブルが必要になる。 ビデオカメラの画像はPCで処理し、回線の状況によって、動画あるいは静止画を送信する予定である。 |
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図2.放射温度計設置案 |
図2.は蔵の観測システムである。蔵の中にある十数個の大きな甕で焼酎を醸造するが、その温度を非接触で計測できる放射温度計で測定しようというものである。 放射温度計はアダプタを利用すればUTPケーブルで電源を供給でき、同じケーブルでデータを取得することができるので便利だ。 |
ウエザーバケットを設置するのは以下の写真のような芋畑を予定している。日南市の酒谷という場所にある。撮影したのは2007年7月12日で、台風一過のとても暑い日だったが、芋が元気に成長していて、とても力強さを感じる土地だった。 |
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ウェザーバケット
壁面温度と気温のちがい
今日はゴールデンウイ-クの谷間だ。気温は朝からすでに20度近くになっている。さっそく、放射温度計でビルの壁面の温度を測ってみた。今日(2006.05.01)は非常に気温も高くなるようだ。ウエザーバケットで測定した気温と比較するために、同じグラフにプロットしてみたのが、下のグラフだ。深夜から朝に掛けては、壁面の温度の方が気温より低い。この後、気温がどんどんあがり、壁面温度がどのように変化するかが楽しみだ。
10分間隔で測定 |
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| ウエザーバケットの足元に壁面から30cmのところに設置した放射温度計。 ここからUTPケーブルで室内の拡張キットに接続している。 |
※壁面の温度は、ベランダの壁面の裏側に放射温度計を設置して、10分毎に測定している。
〇壁面からの距離 30cm
〇測定間隔 10分
ウェザーバケット
USBカメラが復活!
昨日からUSBカメラが動作していなかった。接続しているWindowsPC自体の調子が悪く、IEやWinddowsMediaPlayerなどが動作せず、どうも基本的な部分でOSに障害があるようだ。いろいろと削除したり、再インストールをして一応は復活した。HD自体に障害があるのかもしれない。
それから、紹介していなかったが、今回使っているUSBカメラは以下の機種だ。
UCAM-C1C30SV
先日から屋外(ベランダ)の軒下に設置しているが、これまで安定して動いている。少し、露出がオーバー気味であるが、夜間でもキレイに撮影できるようだ。
ウェザーバケット
電池切れ?
今朝の7:10からデータが取得できなくなったようだ。ここ数日曇りが続いたせいか、ウエザーバケットの送信機の電池切れかもしれない。
ということで、早速電池を交換して、無事通信できるようになった。
が、もしかして、この無線でデータを飛ばしている、所謂無線RS232Cの電池は太陽電池とは無関係なのだろうか?
あとで、マニュアルを見ておこう。
それから、ホリバの放射温度計とPCを繋ぐRS232Cはクロスケーブルのようだ。どこかにクロス変換コネクタがあったような気もするので、あとで探しておこう。
ウェザーバケット
気温、湿度、気圧そして日照量をまとめて表示!
さて、引きつづき永友がレポートする。この土日(2006年4月22日から23日)ともウエザーバケットのグラフ化を研究中だ。今週は気温、湿度、気圧、日照量の4つの項目をひとつのグラフに表示することに挑戦した。
まず、これまでの道程を振りかえっておこう。
1.ウェザーバケットのデータをSCPで転送
PCからWEBサーバへの転送はSCPで行い、10分に一回行う。なお、観測点の目視もしたい、という要望あり、ウエザーバケットのデータが蓄積されるディレクトリと同じ場所にUSBカメラの画像も保存しておく。
2.データ処理はpHPLOTで
pHPで利用可能なグラフ作成モジュールpHPLOTを利用。日本語もTRUETYPE FONTを使うことで表示が可能。
3.画像、グラフとともに直近データの変化を表示
短時間での気温、気圧などの変化を逐次画面に表示するようにした。気圧が上がれば天気はよくなる、という初歩的な予測の第一歩になるのか。
4.ImageMagickの活用
面倒な画像処理はpHPでは行わず、ImageMagickのconvertコマンドをpHPから読み出して処理。簡単で高度な処理が可能。画像の重ね合わせ、写真への観測データの書き込みなどを行っている。
という感じでウエザーバケットを使った観測システムは進化してきた。
さて、今回挑戦するグラフ化の要点は以下だ。

1.各グラフを色分け、左右のY軸各項目のスケールを表示
2.WEBカムの画像に重ねる
ということで、作成したスクリプトで生成している画像+グラフが以下である。
今のところ、左右のY軸のメモリ部分ができていない。pHPLOTで作成するのは難しいようなので、あとで別に画像を作って重ね合わせようと思う。
苦労した点は、写真の上にグラフを重ねる方法だ。今回は作成したグラフを一度、色調をリバースして、写真に重ねている。グラフが見やすいように、グラフの部分だけ、透過したブルーを重ねている。
なお、重ねる前のグラフ、反転したグラフも参考として表示しておく。
このように順次処理してから、写真に重ねる処理をシステムが自動的に10分に一回実施している。
pHPのスクリプトのうち、重要な部分を掲載しておこう。
まず、グラフの色指定方法:
$graph->SetDataColors( array(array(0,200,200),array(200,0,0),array(255,0,255),array(0,0,255)), //Data Colors
array("white") //Border Colors
);
それから、画像を重ねるコマンド:
#WEBのグラフを読み込んで反転処理
convert -negate 'http://www.agrisensor.com/backet/disp.php?cmd=ss&obj=all&bg=none' graph_all.jpg
反転した画像

#グラフを重ねる。重ねる方法は Plus
`convert -composite -compose Plus -gravity southeast view2.jpg graph_all.jpg view3_all.jpg
さて、先週、HORIBAの通販サイトで注文しておいた、放射温度計とPCとの接続用のオプションが一昨日届いた。早速、放射温度計でのビルの表面温度と気温との関係を調査してみようと思う。
ウェザーバケット
DeskTopに貼り付けよう!
さて、景色と気圧のグラフ、そして、現在の各観測データと変化をひとつの画像に表示できた。
日本語フォントの使い方については、少し工夫が必要だった。
今回、観測データの画像への埋め込みにはImageMagickをコマンドラインから、一方グラフはpHPLOTを使っている。それぞれ、同じ日本語TrueTypeフォントを使っている。
ImageMagickの場合には以下のように指定する。
#フォントサイズが12以上では正常に表示されない。文字のおくり幅の問題の可能性あり。
$font = "kochi-gothic-subst.ttf";
convert view.jpg -pointsize 11 -gravity SouthWest -font $font -fill white -annotate 0 '$text' view2.jpg`;
これで日本語文字が使え、矢印も表示できるようになった。
pHPLOTの場合には、カレントディレクトリに日本語TrueTypeフォントを置き、プログラム中で以下のように指定した。カレント以外だと正常に動作しないようだ。
詳しくは http://steria.dip.jp/momohiro/cgi-bin/blog/archives/2006/03/phplot.htmlが参考になる。.
$fontname = "kochi-gothic-subst.ttf";
$graph->SetUseTTF(TRUE);
$graph->SetDefaultTTFont($fontname);
あと、表示する際の文字はUTF-8にコンバートしておいた。
$title = "過去12時間の気圧変化$d";
$str = mb_convert_encoding($title,"UTF-8","EUC-JP");
$graph->SetXTitle($str);
といった感じだ。
さて、ここまでできたので、Windowsのデスクトップにこの測定データを重ねた画像を貼り付けて、景色と気圧のグラフをいつでも見れるようにして楽しんでいる。

いよいよ、来週からはHORIBAの放射温度計を使って、気温と地表温度(今回はマンションの壁面温度)の計測、比較を始めたいと考えている。先日、WWWの通販で放射温度計とPCを接続するアクセサリを注文しておいたので、そろそろ届くころだろう。果たして、地表温度と気温とはどの程度異なった動きを示すのか、楽しみだ。
ウェザーバケット
画像とグラフを合成しよう!
さて、念願のWEBカメラの画像とグラフとを重ねてみた。これは、imagemagickで以下のコマンドで合成したものだ。graph.jpg は気圧の最近12時間の推移を示したものを使っている。
convert -composite -compose plus -gravity southeast view2.jpg graph.jpg view3.jpg
この一行のコマンドで処理できるのだから、imagemagickを使わない手はないのではないだろうか。

横山さん!コメント有難うございます。早速、10分前との差をとって、記載するようにしました。まだ、日本語が使えないので、 up,down,nc(not change)を表示するようにしました。時間があれば、矢印のイメージをデザインして表示するようにしたいと思います。
ご意見誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
文責 永友 (nagatomo@dynadixt.com)
ウェザーバケット
観測データを画像に埋め込もう
ウエザーバケットのデータを見やすいように、タイトル画面の左下に埋め込んでみた。これは、10分後とに、ウエザーバケットのデータを処理して、画像に文字を重ねる処理をしたものだ。
処理は簡単、Linuxには ImageMagick というソフトウエアがあり、これはインストールされていればconvert というコマンドが使える。このコマンドは、さまざまな画像処理ができる優れものだ。画像のフォーマットの変換も多彩で、医療用の画像フォーマットであるDICOMやフラッシュの変換できるので活用できる場は多いだろう。
ImageMagick : http://www.imagemagick.org/
![]() |
これに文字を画像に上書きするコマンドがあるので、紹介しよう。
org.jpg という画像の上に文字サイズ12ポイント、白色で画像の南西位置(左下)に文字 $text を描画
convert org.jpg -pointsize 12 -gravity SouthWest -fill white -annotate 0 '$text' dest.jpg
というコマンドである。
この$textに現在の観測情報などをセットして、実行すればOKである。これが現在のタイトル画像の作り方である。
この画像に、先日のWEBカメラの画像を使ったものが、上記の写真である。10分から20分以内の画像に測定値を重ねたもので、天候と気温などがよくわかるのではないだろうか。
もちろん、この画像も10分後とに更新される。
ウェザーバケット
ライブカメラで目視
引き続き永友がレポートする。天候の観測にはやはり「目視も出来た方がいいなぁ」ということで、ウエザーバケットを繋いでいるWindowsPCにUSBカメラを繋いでみた。
5分間に一度JPEGに変換して落としてくれるソフトウエアを導入し、ウエザーバケットのデータディレクトリに画像を保存するようにした。これで、定期的に観測データと共にWEBサーバへ転送される。
今日は曇り空なので、夕焼けは期待できないが、六本木から東京湾方面の景色をお楽しみいただきたい。
六本木から東京タワー方面を望む![]() |
現在は、窓際に設置しているが、USBの延長ケーブルを入手して、室外のバケット本体に繋ごうかと思っている。
※キャプチャーに利用しているソフトウエア
今回は以下のソフトウエアを利用させて頂いた。作成者に感謝!
http://www.vector.co.jp/soft/win95/hardware/se206135.html
ウェザーバケット
4項目のグラフを作ってみました
さて、やまけんの記事に続いて、永友がまた書かせていただく。今週末は横浜の自宅にもどって、pHPLOTの勉強中。このライブラリなかなか便利なようだ。
ということで、ウエザーバケットで観測した、気象データのうち、気温、湿度、気圧、そして日照量をグラフ化した。日本語のフォントをまだ設定していないので、ちょっと見にくいかもしれないが、過去120時間、つまり5日分を示してある。
今後の改善予定の項目としては以下を予定
●グラフの幅が異なるのを調整
●バックに画像を入れたい
●X軸に日付を入れたい
などなど。
また時間を作って改良していこう。
観測地:東京都港区六本木1丁目
| 気温(℃) |
湿度(%) |
気圧(hPa) |
日照量(MJ/m^2) |
ウェザーバケット
バケット周辺に動きが出てきている
永友さんのバケット関連記事を観ている人は、
「これからどんなシステムが出来るんだろう?」
とワクワクしてくれていることと思う。
ウェザーバケットは、まだまだこうした「貯めたデータの使い方」の部分では可能性を引き出すアプリケーションが沢山出ている状況ではない。永友さんのハッキング(←正しい意味で)に無限の期待をしてしまう僕でした。申し遅れましたがこの記事の担当はやまけんです。
ちなみに、他にもバケットにに関心を持ってくれる人も出てきた。
■ウェザーバケット
http://kilala.mydns.jp/dottextweb/archive/2006/04/11/715.aspx
■ウェザーバケットその2
http://kilala.mydns.jp/dottextweb/archive/2006/04/14/720.aspx
■ウェザーバケットその3
http://kilala.mydns.jp/dottextweb/archive/2006/04/14/721.aspx
このブログを書いている方は、ウインドウズ系のプログラマとして有名な方らしい。
こういう人にバケットをどんどん使ってもらって、面白い使い方を提案してほしいものだ。
農業に対してITができること、はいろいろある。
15年前くらいに、農業分野にITを導入してうんたらかんたらというブームがあった。
相当な補助金などが出て、PCを配りまくったり、大きなシステムが構築された。
でも、本当にITが農業分野で活用できるようになってくるのは、これからだと思う。
ウェザーバケット
気温のグラフを書いてみよう!
さて、単純なデータの公開ができたので次はグラフを描いてみよう。PHPにはさまざまなグラフ描画用のライブラリが公開されている。

ウエザーバケットの設置場所からの眺め
そこで、このPHPLOTを使って気温の簡単なグラフを描いてみた。最近の100時間分のデータをグラフ化したものだ。もちろんこのグラフは一時間毎に自動で更新されている。
pHPlot グラフライブラリ
http://tec-tech.org/phplot5/doc/index-j.php
このライブラリはフリーで使えるので、興味のあるかたはぜひお試しいただきたい。
ウエザーバケットで測定した気温(過去100時間)
ウェザーバケット
観測データを公開しよう!
さて、ウエザーバケットを設置してほぼ一週間たった。観測データは快調に蓄積されている。

さて、この蓄積されたデータをWEBに公開しようと思う。データはウエザーバケットと接続されているPCのCドライブに蓄積されている。まず、これを定期的WEBサーバへ転送する設定をする。
転送方法: SCPによる転送
WEBサーバはLinuxで動作している。また、FTPサーバなどはセキュリティー上公開されていない。そこで、セキュアな通信手段であるSSHをつかって動作しているSCPで転送することにした。
今回利用した、Windows上のSCPプログラムについては以下のURLを参考にされたい。
さて、ウエザーバケットは10分に一度気象データを取得するように設定した。したがって、ほぼリアルタイムでデータを公開するには、このデータを少なくとも10分間隔でWEBサーバへ転送する必要がある。そこで、SCPで以下の処理を行い、Windowsのタスクに登録して、10分毎にデータを転送することにした。
作成したバッチプログラム
@echo off
scp -pw xxxxxx -r Data root@123
.456.789.123:/var/www/html/backet > nul
※上記は実際には2行です。
本当はネットワーク上のディレクトリにsambaでマウントしてデータを保存したかったが、バケットのbacketmateはネットワークフォルダには非対応のようだった。
とりあえずデータを一覧で表示することは、以下のプログラムで可能だ。
以下のプログラムをベースにこれから動的に観測データを表示するプログラムを作成していきたい。
'ウエザーバケット データ表示プログラム
$data=file('./Data/M0604_0101.csv');
foreach ( $data as $id => $value ) {
echo "$value" ;
}
ウェザーバケット
ウェザーバケットがやって来た!
ついにアグリセンサの事務局にアグリセンサが届いた。早速、事務局のメンバーの一室に設置したので、その時の様子を報告する。なお、このレポートの担当は永友である。
なお、次回以降、このウエザーバケットのさまざまな使い方を実際の測定データの公開を行いながら検証していく予定だ。ウエザーバケットについて「こんな使い方はできるの?」などご質問があれば、このBLOGで遠慮なくコメントして欲しい。
4月4日にやまけん氏より「ウエザーバケットを発送した」という知らせがメールで届いた。翌5日には、都内の事務所に宅配で届いた。(その荷姿が写真)
写真には入っていないが、その他付属品として三脚なども同時に届いている。
ということで、翌4月6日の、午前中に早速ウエザーバケットを組み立て、設置することにした。設置するのはマンションのベランダを予定していたので、少し大きいということであったが、安全の為、どっしりと安定した三脚も同時に注文しておいた。
さっそく、大きなダンボール箱を開封する。カッターナイフで内部の機器を傷つけないように注意して開封した。
箱を開くと、ダンボールの部品らしきものとA4のマニュアルのようなものが入っている。左側にウエザーバケットの本体。右側に雨水採取用の漏斗が入っているらしい。
このマニュアルを見ると、ウエザーバケットを設置する際に「作業台として使うダンボール箱を組み立てよ」ということなので早速組み立てる。組み立てはマニュアルにしたがって簡単に組み立てられる。底部になるところの折り返しがちょっと難しいかもしれないが、2,3分で完成した。
この台にウエザーバケット本体を載せてから配線などの作業を行うらしい。なかなか配慮がされている気がする。ウエザーバケットの本体は2,3Kgかと思うが、一人では支えられないので、なかなか便利な作業台である。センサー部分などに中止ながら、早速この作業台にバケットを設置した。この状態では正面の太陽電池パネルは、まだダンボールで保護してある。
次に、バケットの上部に設置する、漏斗の形をした雨水収集装置を取り出す。
そして、マニュアルや充電式乾電池、無線式RS-232Cの装置など一式を箱から取り出した。
3部構成のマニュアルなども含め、すべての付属品を取り出し、不足品がないか確認した。
マニュアルを読むと、とりあえず「充電式乾電池を充電せよ」とあるので、さっそく充電を開始。
この際、デズニーの"It's a small world"の出だしのような音が充電器から流れたので、ちょっとびっくりした。
ウエザーバケットには太陽電池パネルがついていて、通常はこのパネルから電源が供給されるらしい。
さて、まず充電池を組み込む。作業には大き目の+ドライバが必要。小さいものだと樹脂製のねじ山を壊してしまいそうなので注意が必要。今回は写真の下の方の大きなドライバを使うことにした。左にあるのが取り外した電池ケース。
電池ケースは防水(防滴)タイプのつくりになっている。
電池を組み込んだところで、三脚の準備をする。今回の三脚は、脚の部分の接地部分が直径60cmなので、接地には少なくとも直径120cmの円程度の広さが必要だ。
今回設置するベランダにはちょうど出っ張ったバルコニーのような部分があるので、ここに丁度置けそうだ。ケーブル接続などを行っった本体をこの三脚にしっかり載せ、ベランダに設置した。
部屋の中からみると、東京タワーを背景に、ベランダの上からバケットの先端部分がちょっと見えているのがなかなかかわいい。
これで、基本的なバケットの設置は終わりだ。あとは、ネットワークに接続して、自動計測の準備をする。
使うのは232Cの信号を無線にして転送する機械。どちらかというと一昔前に使われていた機器だ。最近であれば232CをLANに接続し、データを無線LANで飛ばす方が便利かもしれない。
バケットとPCの間をこの無線で接続することになる。バケット側の送信機はバケットに組み込まれている。バケットの後ろ(普通は北側)にある黒いアンテナが送信機だ。受信機とPCとは付属の232Cケーブルで接続する。今回データ受信用のPCには幸い232Cのポートがあったので、これを使うことにした。
最近のPC、特にNOTEタイプのPCには232Cポートが無いものがるので注意が必要だ。
232CでPCに接続された受信機を窓際に置く。バケット本体とはガラス窓を通してであるが、3m程度しか離れていないので、感度は良好。
あとは、付属のソフトウエアで接続確認をして観測を開始するだけだ。
さて、ここまで、ダンボールの開封から組み立て、ネットワーク接続を行い、観測開始まで2時間弱で完了。極めてすんなりと設置できた。丁度お昼になったので、計測を開始してからスタッフと食事に行った。丁度回りは桜が満開というか、ちょっと時期は過ぎたかなという感じだが、なかなか気分のいい天候である。
昼食から帰ってきて、測定画面をみるとちゃんと測定されていた。
年月日 時刻 降水量 気温 湿度 気圧 日射量
2006/4/6 11:20 0 15 26.4 1007.4 0.52
2006/4/6 11:30 0 14.4 25.8 1005.5 0.52
2006/4/6 11:40 0 15.1 25.2 1006.5 0.53
2006/4/6 11:50 0 15.1 25.9 1005.1 0.52
2006/4/6 12:00 0 18.5 31.4 1005.8 1.3
2006/4/6 12:10 0 19.6 30.5 1005.3 1.8
2006/4/6 12:20 0 20.5 30.1 1005.1 2.4
2006/4/6 12:30 0 21.1 30 1004.6 2.9
文責 永友 (nagatomo@dynadixt.com)
ウェザーバケット
神奈川県横浜市 東山田中学校の挑戦が始まった!
ウェザーバケットについて、面白い展開がなされようとしています。それは教育現場へのバケット設置。もともとウェザーバケットは電子出来な百葉箱(ひゃくようばこ)といってもいい製品で、学校の教材としての価値は最初から指摘されていたものでした。
今回バケットの導入を決めたのは、神奈川県の横浜市にある東山田中学校。そのWebページがこれです。

■東山田中学校
http://schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=1420001
画面右下をみると、ウェザーバケットが動作しているのが分かると思います。
校内屋上に設置したバケットからのリアルタイム観測データがPCに記録されているわけです。すでに同行の理科の授業でデータを活用することになっているとのこと。
精度の高い温度・湿度・気圧・降雨量データが小学校レベルできちんと記録できると言うこと。ここから授業で、気象予測の方法などを教えたりするんでしょうか?このような教育を受けたら、気象に非常に敏感な若者が出てくるでしょう。気象だけではなく、様々な事象を分析できる人間が育つといいですね。堀場の各種メーターも学校教育に使えるものが多々あると思います。日頃自分が飲んでいる水や飲料のpHを測るだけでもかなり面白いはずですしね!
本来はこういう試みは農業高校などで行われるべきかもしれません。そういった展開への試金石として、東山田中学校の取り組みの今後に期待したいと思います。
ウェザーバケット
ウェザーバケットと各種センサーの結合はどんなマリアージュをもたらすか!?
ちょっと間が空いてしまいました。
そしてその間、ものすごいスピードで色々な話が動いていたんです。
10月某日、このブログではすでに登場しまくっている、気象ロボット「ウェザーバケット」の開発元であるアグリウェザーの横山さん、メーカであるSECの柳原さんが上京し、堀場製作所のセンサー機器開発の方々とミーティングを持ったのです!
もちろん私としては、センサーのメーカである堀場製作所と、気象という分野に特化した専門家集団のアグリウェザーとの出会いで、新しい農業用機械が出来ないかなぁ、という希望をもって紹介したわけです。果たして!技術者同士、非常に静かに、そして熱いディスカッションが交わされました!
堀場Nさん 「うちが現在開発中の○○○センサーがあるんですけどね、これなんかどうでしょうかねぇ」アグリ横山さん 「面白いですねぇ、それができれば○○○ができますね!」
SEC柳原さん 「バケットの仕様では、電力供給をいじる必要がありますね、、、」
そんな濃密な話題が繰り広げられました!
どんなセンサーの話が交換されたのか、書きたいけど書けないっ!
ま、しかし 情報交換の第一歩ですから、本当にこれで共同開発が始まるというものではありません。本当にそうした機器を作るならば、開発予算どうするかなどたくさんの障壁がありますからね。
でも、やはり技術者同士!実にピカピカと眼を光らせながら情報交流をしておられました!
来年、もしかするとウェザーバケットではなく、「マルチバケット」なるものができるかも、、、というか、出て欲しい!
そのためには、「私はこんなのが欲しい」という声をあげることが必要ですね。
来年も、そんな声を集められるように記事を更新していきたいと思います。
どうかよろしくお願い致します。
ではよいお年を!
ウェザーバケット
新章開始!ウェザーバケットによる本格的センサーシステムの行方
いや、日本にいなかったり日本中を飛び回っていたりして、1ヶ月記事を書けませんでした(汗)
そんな中、アグリセンサ的おもしろネタが大発生しています。
pHメータ編は、北海道のじゃがいも収穫の一段落待ち、そして宮崎県西都市でのハウス復旧待ちとしてしばしお待ち頂きますが、もう一つの大きなテーマを掲載していきたいと思います。
最初にこのブログで定義したのが、アグリセンサ(農業用センサ)の対象となる情報には、2つの大きな視点があると言うことです。それは、下記のとおり。
■マクロな視点: 栽培環境の計測(気候・気象)
→自分の圃場周辺の精度の高い気象予報・予測
→他地域の微気象情報と連動することで広域気象予測へ
→降雨や台風などのタイミング等を翌年度のために参考指標化
→栽培環境の経時的変化をデータ化し、成績データと合わせて分析
→ハウス内・路地等への自動的な環境制御に繋げる
■ミクロな視点: 栽培環境内の計測(土質、作物本体)
→各種センサ等を用いたリアルタイムな栽培環境数値の計測
→計測データを判断して行うべきアクションへつなぐ意志決定支援
pHメータはこのうちミクロの視点だったわけです。これについては今後、さらにpHだけではない指標の計測機器についての考察と、タイミングによっては実験(堀場製作所さんの新商品投入があれば!)していきたいとおもいます。
では、マクロの視点の方は?
この領域に話を進めていきたいと思います。
以前、過去記事で、気象情報を自動的に記録し、無線通信でPCへ転送し、ネットワークへ配信できるウェザーバケットというシステムを紹介したことを覚えていらっしゃると思います。
■拡がる民間企業のセンサーネットワーク事業
http://www.gaiasensor.com/archives/2005/06/post_3.html

そう、マクロな環境情報の最たる気象情報を収集するシステムが、30数万円で手に入る時代になったというエポックメイキングな製品なのです。
で、このバケットを用いたソリューションを提供しているアグリウェザー社の横山社長から、一本の電話が。
「やまけんさん!前々からやりたかった、バケット設置点近隣の本格的な天気予報システムが完成しました!ぜひ観に来てください!」
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
僕が熱望して止まなかった、気象予測システムが完成したということかぁ!
もう興奮して、すぐさま札幌に飛びました。

アグリウェザー社の面々が見せてくれたシステムは、実に未来を予見させる素晴らしいものでした。バケット設置点近辺の気象予測を、52時間後まで表示するのです!

このシステム、北海道内の網走,江別,函館の3地点のみの実験稼働ですが、Web上でみることができます。
>■実験稼働中の気象予報システム http://www.agw.jp/bucket/yohou/
どうですか!?
自分の家や圃場から遠く離れた気象観測ポイントではなく、自分の軒先の気象予測が可能になったのです。新しい仕組みが、みえてきたような気がします。
このようなシステムを核にしてさらなる深い環境計測と、営農支援ができるようになります。
これからしばらくこのテーマを追っていくことにしたいと思います!
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