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さて、引き続き、ほうれん草に含まれる硝酸イオン濃度と野菜の評価との関連を調べてみます。これまでの実験の結果から、「有機農法」と書かれたパッケージに入っている比較的価格の高いほうれん草は、量販店の低価格のほうれん草に比べると、茹でることによってより多くの硝酸イオンをゆで汁のほうに移行させることができるのではないかと推測されました。それで、サンプル数を増やして実験を重ね、この推測を確かめてみることにします。
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まず、購入したほうれん草を一覧表にまとめます。
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(ほうれん草【 F 】を購入したお店)
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このお店は、周りには総合大学や美術館がある閑静な住宅街の一角にあるお店。都内ながら緑の多い静かな町並みのなかに、小ぢんまりとありました。駅にも程近く、平日のお昼時ながら何人か客らしい人が品定めをしているふう。1階は八百屋で、2階はここの野菜をつかったメニューを出すレストランでしたが、今回は時間がなかったので八百屋のみ。このお店、減農薬、有機野菜にこだわり、十分吟味されたルートで仕入れた野菜のみ並べているらしく、出かける前に電話で「有機農法で作られた野菜を探しているのですが、置いてありますか?」とたずねると「うちは、そうゆうものしか置いておりません!」と力強く断言。今日はほうれん草はあと一束しかないということなので、勇んで出かけ奪取してまいりました。
「こちらの商品は、1回だけ殺虫剤をまいています。」と申し訳なさそうに説明する店主さん。パッケージをみると、どこにも「有機農法」などとは書いてありません。価格は300円と量販店よりも少し高い印象を受けますが、株の大きさなどは量販店のものと変わりなく、前回扱ったほうれん草【 D 】のような目立った特徴はないように思いました。有機農法の野菜のでき具合にもいろいろあるようです。
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写真1 ほうれん草【 F 】
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(ほうれん草【 G 】を購入したお店)
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このお店は、住宅街にはよくあるタイプのスーパーマーケット。野菜、お肉、お魚、缶詰、乳製品にお菓子や調味料。食生活をサポートするものはひと通り、置いてあります。ほうれん草は、量販店タイプもの以外に「JAS有機農法」とマークの入ったほうれん草が置いてあったので、購入してみました。高い!高い!値段がバカ高い!パッケージに入っている量も少なく、いかにも貴重品のほうれん草といった感じ。こちらも、ほうれん草【 D 】のような、一株が大きいという特徴はなく、量販店のものよりさらにやせて、ひょろっと長い葉が印象的です。
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写真2 ほうれん草【 G 】
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(ほうれん草【 H 】を購入したお店)
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この「お店」は、郊外から野菜をトラックに積んで運び、都心で週一回の頻度で直販する、いわゆる朝市方式の露店。大型マンションのすぐ脇で開いてくれるので、野菜や果物など、重いものを運ぶ手間が省けて住人には便利です。スーパーよりも野菜の価格がさらに安く、また野菜に混じって手作りのお菓子やお漬物なども並んでいます。ほうれん草も安かった。今回選んだ4つのほうれん草のうち、100g当たりの価格が一番低いものとなります。パッケージには、「有機農法」などの文字は見当たりません。
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写真3 ほうれん草【 H 】
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(ほうれん草【 I 】を購入したお店)
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都内でも有数の高層高級住宅をいくつか抱えるこの町には、食品をはじめ日常生活を全般をサポートするスーパーマーケットが乱立して、顧客獲得に凌ぎを削っています。このお店も、そのうちのひとつ。訪れた時間帯が夕方とあって、おそらく夕食のお買い物ために足を運んだ子供連れの奥様や勤め帰りの方で込み合っていました。「有機農法」と表示されたほうれん草を探しましたが、それはなく、量販店タイプのもの一種類しか置いてありませんでしたので、そのうち一束を購入。近辺にある似たようなスーパーマーケットものぞいてみましたが、同じ産地同じパッケージの量販店タイプのほうれん草が一種類置いてあるだけで、この近辺のスーパーは、ほとんどこのほうれん草を仕入れているようです。
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写真4 ほうれん草【 I 】
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さて、この4つのほうれん草で、次回は硝酸濃度を比べてみます。乞うご期待!
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写真5 ほうれん草ずらり
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