| これまでレタス,サニーレタス,サラダ菜について,それぞれ部位による硝酸イオン濃度の違いをみてきましたが,これらの路地栽培の葉菜のなかまには,大きく育った外部のほうが,まだ若い中心部よりも高い硝酸イオン濃度となる傾向がありました.それで,より若い新芽の状態ではどのくらい硝酸イオン濃度が含まれるのかを見てみることにしました.今回は,最近店頭に並ぶ種類の増えてきたスプラウト(野菜の新芽)のなかから,比較的ポピュラーな,カイワレ大根,アルファルファ,もやしをとりあげます.まずはじめに,安価で食する機会の多いカイワレ大根を,葉っぱの部分(上部)と茎の部分(下部)に分けて硝酸イオン濃度を測定しました. (測定方法) スーパーマーケットで購入したカイワレ大根を,葉っぱの部分(上部)から20g,茎の部分(下部)から20gずつ取り分けます. |
写真1 カイワレ大根
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写真2 分取したサンプル(左図:葉っぱの部分;上部,右図:茎の部分;下部)
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サンプルはそれぞれ,すり鉢ですってペースト状にします. |
写真3 すりつぶしたサンプル
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その後,水40mLを加えて攪拌し,そのまま静かに上澄み液をさらし綿を使ってろ過します.そのろ液の硝酸イオン濃度を測定しました. |
写真4 水40mLを加えて攪拌したサンプル (左図:葉っぱの部分;上部,右図:茎の部分;下部)
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写真5 サンプルからのろ液 (左図:葉っぱの部分;上部,右図:茎の部分;下部)
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(測定結果) |
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(考察) |
前回までの結果から,レタス,サニーレタス,サラダ菜ともに新芽に近い,中心部のサンプルのほうが外部のサインプルより硝酸イオン濃度が低いことがわかりましたが,スプラウトである野菜のひとつ,カイワレ大根も,レタス,サニーレタス,サラダ菜などの葉菜類の外側の部分よりかなり低い値となりました. また,部分による違いを見てみると,葉っぱの部分(上部)が茎の部分(下部)よりも少し高い値を示しました. |
