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硝酸塩濃度とおいしさの関係2
堀場製作所の硝酸イオンメータを使った硝酸塩濃度のレポート第20回目は、引き続き、硝酸塩濃度とおいしさの関係について調べてみました。
NO3_20.jpg

色の濃淡がまったく違うので、硝酸塩濃度にも影響するかと思いましが、硝酸塩濃度にはそれほど違いが出ませんでした。


NO3_20-table.JPG

Aが減農薬減化学肥料のにんじん。Bは普通に売られていたにんじんです。
味わいに関しては、いずれも極端に甘かったり、にんじん臭かったりすることはなかったのですが、それでも違いがあることは、感じられました。

また、大根においても、硝酸塩濃度とおいしさの関係について調べてみました。


NO3_20-3.jpg

結果は次の通りです。

NO3_20-table2.JPG


AはJAS認定有機栽培、Bは通常の大根です。Aの大根は、Bと比べて全体的に緑がかった色になっていました。

味わいに関しては、大きな差は感じられませんでしたが、香りが強く、甘みを感じたのは、Aの大根でした。

にんじん、大根の食味調査の結果から考えられる点としては、硝酸塩濃度が低いほうが、本来の持ち味が強調されるのではないでしょうか?
過剰に肥料を与えることによって、意図的に大きくさせられた野菜には、本来野菜のもつ旨みが熟成されずに収穫となると考えることができそうです。
またそれぞれ野菜の持ち味が、おいしいと感じる場合と、苦手だな、と感じる場合があり、人によっておいしさとしての捉え方がまったく逆になってしまいます。
今回、食味調査を行った年代28~33歳は、農業技術が向上していく過程で嗜好が形成されているため、野菜に対する嗜好が二つに割れているように感じられました。

私達は、農薬だけではなく肥料にも関心をもたなければなりません。野菜を成長させる主要な成分であり、結果として、人間が取り入れることになる成分であるから、もっと深く考えなければならないことに気づかされました。消費者が気がつかなければ、何も変わっていきません。
このレポートが、気づきのきっかけになってくれれば幸いです。

Category 硝酸イオンメータ | April 09, 2007 | 投稿者 admin : 03:53 PM | コメント (0)


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