堀場製作所の硝酸イオンメータを使った硝酸塩濃度のレポートも今回で10回となりました。
いままで様々な角度から野菜の硝酸塩濃度を調べてきましたが、茹でこぼしたとしても、依然高い数値のものや生食する野菜にも高い数値を示す場合があることがわかりました。また、どの野菜にどれだけ含まれているかは、購入する店、見た目などから判断するのは今のところ難しいようです。
EUでは、硝酸塩に対する対策が取られています。レタスとほうれん草に関して基準が設けられ、一定基準を超えないよう監視しているのです。参考:UKにおける関連サイト
一方、現在の日本では、無農薬、有機肥料は優良とされていますが、硝酸塩濃度という切り口はまだまだ一般的に浸透していません。よって、農家さんでも、そこまで意識して作られているかどうかは、実際に取材してみないとわかりません。ただし、一部の試験場では、研究が進められているようです。今後、硝酸塩による体への影響や肥料との関係がはっきりしてくることで、消費者も生産者も意識が変わってくるのでしょう。実際、このレポートを始めた6月と比べて、インターネット上での情報も増えてきたように感じられます。後半のレポートでは、これらの情報もご紹介していきたいと思います。
この他、後半のレポートでは、今までの実験から、野菜の水分量が少なく、搾汁量の少ない野菜の硝酸塩濃度は、低い数値になることが多いことから、硝酸塩濃度と搾汁量の関係性に注目した実験を予定しています。さらに、今まで実験に使用してきた小松菜、ほうれん草、水菜の本来の旬は、冬です。硝酸塩濃度は、野菜の旬、季節等にも影響するのでしょうか。これからの季節における硝酸塩濃度を改めて調べていきたいと思います。
日本と比べて、オーガニック製品が一般的になっているNYのスーパーマーケットでは、このように野菜が売られています。 |