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硝酸イオンが溶け出しやすい水溶液
ホリバの硝酸イオンメータを使った硝酸塩濃度のレポートの第5回目は、いろいろな水溶液を作って浸してみました。前回は水の温度変化による硝酸塩濃度の違いをほうれん草で調べましたが、手に入らなくなってしまったため、今回はみず菜を用いました。

家庭で簡単に作ることのできる水溶液として、10%(w/v)の砂糖水、食塩水と10%(v/v)の酢水を作って、10gの水菜を10分間漬けました。取り出した検体がもとの10gになるまで十分水気を取り除き、計測した結果が次の通りです。


NO3_5-table1.jpg

塩に浸したみず菜はぐったりとしていました。
同じ濃度の場合、砂糖よりも塩の方が浸透圧は高くなります。その影響もあってなのか、一番低い値になりました。

酢水も効果があったようです。酢水は酸性ですが、pHは硝酸イオンの溶脱に関係するのでしょうか?
そこで、アルカリ性水溶液にもつけてみることにしました。家庭では、重曹を用いるとこで簡単にアルカリ性水溶液をつることができます。それぞれ、2.5%(v/v)水溶液を作り、春菊を漬けてみることにしました。


NO3_5-1.jpg


NO3_5-table2.jpg

若干、アルカリ性水溶液の方が溶脱したようです。
重曹は山菜のアク抜きとしてもよく利用されますが、硝酸塩にも効果があるのかもしれません。


ところで、植物は成長する過程で硝酸塩を使うことがわかっていますが、買ってきた野菜を切花のように水につけることで成長が続くのであれば、硝酸塩濃度は減っていくのでしょうか?
コップに水とみず菜を入れて、日に当てた後の硝酸塩濃度を測定してみました。


NO3_5-2.jpg

2時間、日に当てたところ、成長どころか枯れてしまいました。硝酸塩濃度を測定した結果、もともとの数値より高くなっています。春菊でも実験してみましたが、同じような結果です。
野菜は花のようにはいかないようです。

茹でたり水溶液につけることで硝酸塩濃度を下げることができそうですが、サラダで食べる場合はどのような野菜を買えばいいのでしょうか?

近年、こだわった野菜を宅配してくれる企業が増えています。インターネットでそのこだわりについて調べてみると各社独自の生産基準、安全基準を設けているようです。減農薬、有機栽培など様々な条件が挙げられています。ある企業では硝酸塩濃度に対しての目標も掲げられ、「化学肥料における窒素成分量を慣行基準の5割以下」や「特に硝酸態窒素の残留性を抑える努力をしていること」と記されていました。

ということで、早速取り寄せて調べてみたいと思います。


Category 硝酸イオンメータ | August 07, 2006 | 投稿者 admin : 10:32 PM | コメント (0)


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