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pHメータプロジェクト ビオトープ活用編 その4 完結編

堀場とフナコシの双方の商品で、満足行く結果は出ました。
が、しかし、どちらの値が信頼性があるのか、、、と考えた場合、安定マークで値を提示してくれる「Twin pH B-212」の方を選びたくなります。測定に対するストレスも格段に「Twin pH B-212」の方が少ないですし、洗浄を含めたメンテナンス性も「Twin pH B-212」が圧倒的に便利だからです。

実は使用している「フナコシpH5011A」には、大きな問題があります。僕が購入したモデルだけに出る症状かもしれませんが、次のようなトラブルが発生しています。

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専用のケースに入れて、持ち運んでいましたら、新しい電池に交換したにも係わらず、電池切れの症状が出てしまうのです。何度か使用していて気がつきました。本体の電源をOFFにしているにも係わらず、本体に振動を与えると、電源がONになってしまうのです。つまり本体を収納しているケースに振動を与えると、本体の電源が勝手に入ってしまうのですね。このために電池切れが発生していたのでした。いろいろ調べると、電池ホルダーに問題があることが分かりました。対策として、万全ではないのですが、電池が振動しないように、詰め物をすることで対処しています。さらに安全を求める時には電池自体を抜いています。しかし、これではとても不便ですし不安です。


また、パーツの信頼性、測定プログラムの良否、キャリブレーションの容易さ、どれをとっても「フナコシpH5011A」は「Twin pH B-212」には及びません。確かに価格差は約1万円ほどありますが、操作性と信頼性を考えれば、「Twin pH B-212」の優位性は揺らぐものではないです。言い換えますと、「フナコシpH5011A」はpHを一応測ることはできますが、安心できる道具には至っていません。比較して「Twin pH B-212」は信頼できるパートナーとして活躍してくれる存在です。このことが分かっただけでも、今回のテストは有益でした。この場をお借りしてお礼申し上げます。


その後ですが、牟岐町のNPO「カイフネイチャーネットワーク」の方々のご協力を得て、草刈機や耕運機で休耕田の草刈をおこないました。写真は草刈を手伝ってくださっているNPOの方です。今月下旬には、手作業で田植をおこなう予定です。
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また、東京から、わざわざビオトープを作るためにやってきた、物好きがいるそうだ..と聞きつけたのか..徳島新聞からもインタビューを受けました。


生まれて初めて耕運機を使いましたが、草刈をしていると、たくさんのクモやカエル、昆虫がいるのが分かります。また耕運機を動かす自分のそばにクロツグミやカラスが寄ってきてはエサをついばんでいます。彼らは僕を敵とはみなしていないようです。しかし、デジカメで彼らを撮影しようとすると、途端に彼らは飛び去って行きます。カメラの撮影を「撮る」といいますが、狩りの「獲る」と同じ「気」をきっと放ってしまっているのでしょう。それほどまでに彼らは敏感です。実際、この日の作業を終え、帰路に着こうと畦道を歩き始めると、どこからかシロサギが十数羽ほど、草刈を終えた田圃に集まってきました。
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田圃整備が全国的におこなわれ、政府の補助金も4ヘクタール以上の大規模農家が対象となるようで、つまり企業農業に方向は向かっているようですが、株式会社の農家の場合、経営者や株主は、現場である田圃で起こっているドラマを見ることなく、数字としての生産出来高だけを評価、追い求めるに違いありません。ただでさえ効率、効率が叫ばれてきた経済界です。

効率を求めてきた20世紀、しかし、そのツケは地球全体の資源を食いつぶしてきました。阿南海岸地域でも、太平洋の魚は激減していて、漁業は不振になっています。美しいと思って眺めていた、ビオトープを囲む森も、実は戦後は農地として開墾された場所で、昭和の高度成長時代に「食」が安定供給されるようになると、不便な農地は放棄され、手を入れない畑に照葉樹や竹が生い茂り、森となっていたのでした。わずか50年も経たずにです。このような状況は、ここ牟岐だけでなく、全国の中山間地が抱えている現実でしょう。もう「効率」を求めてはいけない時代になっているのです。このことを皆に気づいてもらいたいです。

4月9日にpHの測定を終えたにもかかわらず、pH計のリポートが、こんなにも遅くなった理由は、冒頭にも述べましたように、旅人の視線で文章を書きたくなかったからです。地元の米や野菜を使って、日常の食事を作り、食べ、田圃の作業をおこなう。このことが自分の日常として感じられるまでに、やはり1ヶ月ほどの時間が必要でした。

現在、自分が暮らしている家は、旧日和佐町の町のはずれ、日和佐川のほとりの一軒家です。日和佐川は日本で数少ない、源流から河口まで、ダムや堰のない、美しい、貴重な清流です。家から国道までは50mもない、コンビニのローソンも徒歩2分ほどにある、このあたりでは町中にあたる場所です。でも町中といっても、家の後ろはすぐに山で、猿やイノシシ、シカ、ノウサギが家の前までやってくる環境です。今このリポートを書いている時にも、窓ガラスにはトカゲがやってきて、虫を食べています。毎日観察していると、数匹のトカゲがやってくるのですが、お互いに縄張りを主張しているのも分かりますし、まだ幼いトカゲは、エサである虫を見つけると、うれしさがこみあげるのか、しっぽを犬のようにふり、喜びを表しています。また、室内の壁には、じっと何日も動かないで居座るクモもいますし、プロパンを設置している小屋に入るとアカテガニが挨拶をしてくれます。また深夜、天井付近をノソノソと歩く、動物もいます。猿なのかなぁぁ。自然の生き物たちがリアリティーを持って、自分の暮らしに関わってきます。
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これからの農業は、もう一度、生物たちとの共生を考えるべきだと思いますし、また、それを実行するために、この地にやってきました。

やまけんさんが「アグリセンサー」から「ガイヤセンサー」にブログの名前を変更されましたが、まさに適切な選択をされたのではないでしょうか。

農業、漁業、林業、工業という立割りでくくるのではなく、地球を愛する、いや地球を必要としている生き物たちの一員として、農業も、漁業も林業も工業も、残り少ない資源をいかに守り、復活させ、そしてお互いに共生をしていける。このような視点での生産行動が21世紀には求められているのでないでしょうか。農業経験のまったくない自分ですが、残りの人生を、こどもたちが安心して遊べる里山の再生に費やしていこうと思います。


リポートが遅くなり、申し訳ございませんでした。しかしpH計のテストは、自分にとって有意義なものでした。この場をお借りして、心よりお礼申し上げます。


Category pHメータ | May 26, 2006 | 投稿者 admin : 11:37 AM | コメント (0)


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