ウエザーバケットに続いて、「放射温度計」がアグリセンサの事務局にやってきた。
今回使うことになったのは堀場製作所のIT-550という製品だ。詳細は以下のWEBサイトをご覧頂きたい。
http://www.jp.horiba.com/analy/it-550_series/it-550_series_01.htm
放射温度計ってなんでしょう?簡単に言うと『放射温度計は、「触れずに測れる」不思議な温度計なのです。私たちの身の回りのすべてのものは、その温度に対応した波長の赤外線がでています。この赤外線をとらえ温度に変換してものの表面温度を表示するのが放射温度計です。』ということだそうです。詳しくはHORIBAの「放射温度計プラザ」をごらんください。
さて、この放射温度計を使って、都市の温暖化の原因の一つと言われているビルの壁面温度を測定して、気温の上昇とどのような違いがあるかを観測してみたい。
ということでウエザーバケットと同じようにPCに繋いでデータをWEBで公開する。
| 放射温度計のスイッチ、表示画面 | |
| 放射温度計をオプションの拡張キットでRS-232Cに変換する。また、連続的に測定するためACアダプタを接続する。RS-232Cケーブルはクロスのものが必要だ。 | |
| 放射温度計の底部にはRJ-45のコネクタがあるが、これはRS-232Cの出力ポートで、残念ながらLANポートではない。 | |
| カメラ用の三脚が使える。これをつかって、ベランダに設置し、PCと接続して壁面温度のモニタリングを行う予定。 |
さて、私のPCには232Cポートは1つしかなく、これはすでにウエザーバケットで使われている。そこで、今回はUSB<=>232C変換アダプタを使って、PCに接続した。
マニュアルを読むと放射温度計は2400ボーで接続するらしい。そして「:」を送信すると、測定したデータを送り返してくる使用になっている。そこで、テストとして、普段はLinuxにネットワーク経由でアクセスするときに使っているTERATERMを使って放射温度計にアクセスしてみた。
| 放射温度計にTERATERMでアクセスし「:」を送信した結果。(図では4回送信している。) |
| 通信速度の設定。久しぶりのシリアルポートの設定だ。私はパソコン通信以来で、なんだか懐かしい。 |
これで、PCと放射温度計の通信はOK。あとは定期的にデータを取り込むプログラムを作って、WEBサーバへ転送するだけだ。データをテキストファイルでウエザーバケットと同じディレクトリに書き出せば、あとはウエザーバケットのデータといっしょに転送される。
今日の夜から放射温度計でデータを測定し始めたので、明日以降、気温とビルの壁面温度との関係を分析していこうと思う。