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« ウエザーバケットを利用した気象観測の有効性について |メイン| 観測データを公開しよう! »

ウェザーバケットがやって来た!

ついにアグリセンサの事務局にアグリセンサが届いた。早速、事務局のメンバーの一室に設置したので、その時の様子を報告する。なお、このレポートの担当は永友である。
なお、次回以降、このウエザーバケットのさまざまな使い方を実際の測定データの公開を行いながら検証していく予定だ。ウエザーバケットについて「こんな使い方はできるの?」などご質問があれば、このBLOGで遠慮なくコメントして欲しい。






4月4日にやまけん氏より「ウエザーバケットを発送した」という知らせがメールで届いた。翌5日には、都内の事務所に宅配で届いた。(その荷姿が写真)
写真には入っていないが、その他付属品として三脚なども同時に届いている。
ということで、翌4月6日の、午前中に早速ウエザーバケットを組み立て、設置することにした。設置するのはマンションのベランダを予定していたので、少し大きいということであったが、安全の為、どっしりと安定した三脚も同時に注文しておいた。
さっそく、大きなダンボール箱を開封する。カッターナイフで内部の機器を傷つけないように注意して開封した。
箱を開くと、ダンボールの部品らしきものとA4のマニュアルのようなものが入っている。左側にウエザーバケットの本体。右側に雨水採取用の漏斗が入っているらしい。



このマニュアルを見ると、ウエザーバケットを設置する際に「作業台として使うダンボール箱を組み立てよ」ということなので早速組み立てる。組み立てはマニュアルにしたがって簡単に組み立てられる。底部になるところの折り返しがちょっと難しいかもしれないが、2,3分で完成した。


この台にウエザーバケット本体を載せてから配線などの作業を行うらしい。なかなか配慮がされている気がする。ウエザーバケットの本体は2,3Kgかと思うが、一人では支えられないので、なかなか便利な作業台である。センサー部分などに中止ながら、早速この作業台にバケットを設置した。この状態では正面の太陽電池パネルは、まだダンボールで保護してある。

次に、バケットの上部に設置する、漏斗の形をした雨水収集装置を取り出す。
そして、マニュアルや充電式乾電池、無線式RS-232Cの装置など一式を箱から取り出した。
3部構成のマニュアルなども含め、すべての付属品を取り出し、不足品がないか確認した。



マニュアルを読むと、とりあえず「充電式乾電池を充電せよ」とあるので、さっそく充電を開始。
この際、デズニーの"It's a small world"の出だしのような音が充電器から流れたので、ちょっとびっくりした。



ウエザーバケットには太陽電池パネルがついていて、通常はこのパネルから電源が供給されるらしい。



さて、まず充電池を組み込む。作業には大き目の+ドライバが必要。小さいものだと樹脂製のねじ山を壊してしまいそうなので注意が必要。今回は写真の下の方の大きなドライバを使うことにした。左にあるのが取り外した電池ケース。
電池ケースは防水(防滴)タイプのつくりになっている。



電池を組み込んだところで、三脚の準備をする。今回の三脚は、脚の部分の接地部分が直径60cmなので、接地には少なくとも直径120cmの円程度の広さが必要だ。
今回設置するベランダにはちょうど出っ張ったバルコニーのような部分があるので、ここに丁度置けそうだ。ケーブル接続などを行っった本体をこの三脚にしっかり載せ、ベランダに設置した。



部屋の中からみると、東京タワーを背景に、ベランダの上からバケットの先端部分がちょっと見えているのがなかなかかわいい。

これで、基本的なバケットの設置は終わりだ。あとは、ネットワークに接続して、自動計測の準備をする。
使うのは232Cの信号を無線にして転送する機械。どちらかというと一昔前に使われていた機器だ。最近であれば232CをLANに接続し、データを無線LANで飛ばす方が便利かもしれない。
バケットとPCの間をこの無線で接続することになる。バケット側の送信機はバケットに組み込まれている。バケットの後ろ(普通は北側)にある黒いアンテナが送信機だ。受信機とPCとは付属の232Cケーブルで接続する。今回データ受信用のPCには幸い232Cのポートがあったので、これを使うことにした。






最近のPC、特にNOTEタイプのPCには232Cポートが無いものがるので注意が必要だ。
232CでPCに接続された受信機を窓際に置く。バケット本体とはガラス窓を通してであるが、3m程度しか離れていないので、感度は良好。
あとは、付属のソフトウエアで接続確認をして観測を開始するだけだ。

さて、ここまで、ダンボールの開封から組み立て、ネットワーク接続を行い、観測開始まで2時間弱で完了。極めてすんなりと設置できた。丁度お昼になったので、計測を開始してからスタッフと食事に行った。丁度回りは桜が満開というか、ちょっと時期は過ぎたかなという感じだが、なかなか気分のいい天候である。
昼食から帰ってきて、測定画面をみるとちゃんと測定されていた。


年月日 時刻 降水量 気温 湿度 気圧 日射量
2006/4/6 11:20 0 15 26.4 1007.4 0.52
2006/4/6 11:30 0 14.4 25.8 1005.5 0.52
2006/4/6 11:40 0 15.1 25.2 1006.5 0.53
2006/4/6 11:50 0 15.1 25.9 1005.1 0.52
2006/4/6 12:00 0 18.5 31.4 1005.8 1.3
2006/4/6 12:10 0 19.6 30.5 1005.3 1.8
2006/4/6 12:20 0 20.5 30.1 1005.1 2.4
2006/4/6 12:30 0 21.1 30 1004.6 2.9

文責 永友 (nagatomo@dynadixt.com)


Category ウェザーバケット | April 09, 2006 | 投稿者 admin : 02:53 PM | コメント (1)


コメント

永友様

アグリウエザーの横山です.
バケットの詳しい設置報告を有難うございました.

広い農耕地を背景としたバケットの姿を眺めるのも嬉しいものですが,都心のマンションのベランダにたたずむバケットを見るのも格別な嬉しさを感じます.本当に有難うございました.

農業生産者向けに開発したバケットは,いろいろな面で都会に住むお客様には,まだまだ使い勝手の悪さがあると思います.どうぞ,お気付きの点がございましたら,お気軽にご意見を頂戴できれば大変有難いと思います.

気象は天気の移り変わりを大気環境の変化として捉えたものです.そして,天気の移り変わりは気圧配置を表す天気図から知ることができます.しかし,天気図は緯度×経度で約40度×60度の広い範囲の等圧線を描いたものですから,自分の頭の上の気圧の変化を知るには,少々粗すぎます.また,天気図情報は今のところ3時間毎しか得られません.そのような時に,バケットの気圧変化を見ると天気図に描かれた高気圧,低気圧が刻々と移動する状況がわかります.特に台風のときは,台風の中心が通過して行く過程を肌で感じる取ることができます.その過程は大変興味深く,自然のダイナミズムを感じるひと時
です.

どうぞ,今後ともバケットをご愛用戴き,ご意見やご感想をお聞かせ戴ければ,この上もない幸せに存じます.どうぞ,バケットを可愛がってあげて下さい.宜しくお願い申し上げます.

2006年4月10日  横山慎司

投稿者 横山慎司 : April 10, 2006 07:54 PM



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