なんと、先日紹介した東山田中学校の理科の先生から、ウェザーバケットの利用に関する現状報告がやってきました!三村先生、ありがとうございました。
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ウエザーバケットを利用した気象観測の有効性について
東山田中学校 三村太郎
東山田中学校では寄贈していただいたウエザーバケットを利用して、気象の学習を2年生の理科、選択授業の理科において行ってきました。観測を始めたのが12月の中頃、実際に行った活用例と、今後行っていきたい実践を以下に示します。
●これまでの活用例
気象が大きく変化した日を軸に、前後数日の気象の変化を、ウエザーバケットを利用して考察しました。
インターネットでは一般的に市や区までの気象のデータは入手できますが、ウエザーバケットはその地点の気象のデータを入手できるところにものすごい利点があります。また、教科書に載っている観測方法ではすごく粗いデータしか得られず、信用性の低いデータなので、そのデータを利用して気象について考察することは難しいです。
利点と欠点をまとめると、下記のようになります。
■いままで(乾湿計・アネロイド気圧計などを利用して生徒が観測)○利点
・観測機器を自ら使って、計測している
○欠点
・データの信用性が低い・データ数が少ない(1時間で1回計測・当然、深夜のデータはなし)・雨量は計測不可能・めんどくさがりな生徒はデータなし
■ウエザーバケットによる観測
○利点
・データの信用性がとても高い
・データ数が豊富(10分ごとのデータがとれることがすばらしい)
・雨量まで計測してくれる
・グラフ化までしてくれる(時系列で比較しやすい)
・きれいにグラフ化されるので、生徒にとってもわかりやすく、考察がしやすい○欠点
・計測した気になっている(実際は何もしていない)
授業では2006年1月21日の大雪の日を軸にして、前後3日ずつ考察に利用しましたが、微気象のデータを詳しく知ることによって、一日の気温や湿度の基本的な変化をはじめて理解した生徒も多かったです。
びっくりしたのは、一日の内で一番気温の低い時間は深夜だと思っていた生徒が多かったこと。教科書にも一日の気温の変化のグラフはありますが、朝方5時くらいが一番低いことに気づいたのはウエザーバケットのデータを見てです。やはり、身近なところのデータはそれだけで生徒の興味関心を呼び起こすのだと思います。
また、天気図と東山田中のデータを比較することによって、その日の東山田中の天気の裏付けをすることができました。「なるほど、だからこの時間にこの辺りに雪が降ったんだ!」という生徒の声が聞かれました。
唯一の欠点はやはり観測を生徒自身がしていないところだと思います。実際に計測して体感することもとても大事なので、バランスを考えて利用していく必要があると思います。
●今後の実践に向けて今後行ってみたいことは大きく2つです。
①他地域との比較
違う場所のデータと比較することによって、日本全体の気象の特徴を考察させたい。特に冬は日本海側の地点と比較することをしたい。(アグリウエザーの鈴木によると日本海側には設置されていないとのことなのですが・・・)また、北海道や沖縄などと比較することも試みたい。
②年ごとの比較
気象情報のデータベース化で、年ごとに気象の状況を比較させたい。「去年の夏は気温が低かったけど・・・」「ここ3年間は冬の気温が・・・」「10年間で年間の平均気温が・・℃あがったね・・・」など長い時間での気象の変化を考察させたいと考えている。東山田中での微気象のデータの積み重ねを知ることによって、日本や地球全体の気象の変化を考察するようになったらすごいですね。
現在考えていることは上記の通りになります。まだまだこれから活用法を考えていきたいです。
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とのこと。
素晴らしいですね、、、
バケットのような自動的な観測機器を持つことで、百葉箱の世界も随分変わるわけです。
しかし、三浦先生がおっしゃっているように、他地域との比較を出来たらもっと面白いですね。幸いなことにバケットのデータがすでに公開されている事例がいくつかあります。そうしたところとの比較を出来るようになると面白いですね。
そして、教育機関向けにもっといろんなセンサーを活用できるといいですね。堀場の各種センサーを貸し出すというのも面白いかも知れません。私自身、農産物の仕事をしていて、糖度系(屈折系)を使って遊ぶ瞬間が一番楽しかったですもの(笑)。
なにか東山田中学校と一緒にできる企画があれば、コメントに投稿下さいネ!