いや、日本にいなかったり日本中を飛び回っていたりして、1ヶ月記事を書けませんでした(汗)
そんな中、アグリセンサ的おもしろネタが大発生しています。
pHメータ編は、北海道のじゃがいも収穫の一段落待ち、そして宮崎県西都市でのハウス復旧待ちとしてしばしお待ち頂きますが、もう一つの大きなテーマを掲載していきたいと思います。
最初にこのブログで定義したのが、アグリセンサ(農業用センサ)の対象となる情報には、2つの大きな視点があると言うことです。それは、下記のとおり。
■マクロな視点: 栽培環境の計測(気候・気象)
→自分の圃場周辺の精度の高い気象予報・予測
→他地域の微気象情報と連動することで広域気象予測へ
→降雨や台風などのタイミング等を翌年度のために参考指標化
→栽培環境の経時的変化をデータ化し、成績データと合わせて分析
→ハウス内・路地等への自動的な環境制御に繋げる
■ミクロな視点: 栽培環境内の計測(土質、作物本体)
→各種センサ等を用いたリアルタイムな栽培環境数値の計測
→計測データを判断して行うべきアクションへつなぐ意志決定支援
pHメータはこのうちミクロの視点だったわけです。これについては今後、さらにpHだけではない指標の計測機器についての考察と、タイミングによっては実験(堀場製作所さんの新商品投入があれば!)していきたいとおもいます。
では、マクロの視点の方は?
この領域に話を進めていきたいと思います。
以前、過去記事で、気象情報を自動的に記録し、無線通信でPCへ転送し、ネットワークへ配信できるウェザーバケットというシステムを紹介したことを覚えていらっしゃると思います。
■拡がる民間企業のセンサーネットワーク事業
http://www.gaiasensor.com/archives/2005/06/post_3.html

そう、マクロな環境情報の最たる気象情報を収集するシステムが、30数万円で手に入る時代になったというエポックメイキングな製品なのです。
で、このバケットを用いたソリューションを提供しているアグリウェザー社の横山社長から、一本の電話が。
「やまけんさん!前々からやりたかった、バケット設置点近隣の本格的な天気予報システムが完成しました!ぜひ観に来てください!」
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
僕が熱望して止まなかった、気象予測システムが完成したということかぁ!
もう興奮して、すぐさま札幌に飛びました。

アグリウェザー社の面々が見せてくれたシステムは、実に未来を予見させる素晴らしいものでした。バケット設置点近辺の気象予測を、52時間後まで表示するのです!

このシステム、北海道内の網走,江別,函館の3地点のみの実験稼働ですが、Web上でみることができます。
>■実験稼働中の気象予報システム http://www.agw.jp/bucket/yohou/
どうですか!?
自分の家や圃場から遠く離れた気象観測ポイントではなく、自分の軒先の気象予測が可能になったのです。新しい仕組みが、みえてきたような気がします。
このようなシステムを核にしてさらなる深い環境計測と、営農支援ができるようになります。
これからしばらくこのテーマを追っていくことにしたいと思います!