~前回モニターの続き~
暑い中、ハウス内5箇所の土壌を測定しました。
●モニターで使用した道具は…
①コンパクトpHメータ
②移植こて(小さいスコップ)
③純水(イオン交換水in分析ラボ用ボトル)
④デジタルカメラ
⑤汗拭き用タオル!
以上の物を持参しています。
使用感は、コンパクトpHメータに載せて測定できる土は2グラム前後です。土壌分析室ではかり取る量は乾燥土で10gですから、かなり少なめですね。従って1箇所穴を掘って採取する土の量は約100g位はありますから、そこから数粒の土を電極の先にのせて、純水を垂らします。その後電極カバーを閉じてコンパクトpHメータを軽く振ります。十勝やっちさんのレポートのように結果が安定するまで十数秒かかりますが、電極の数値が安定すると写真の通りにニコちゃんマークが表示されます。作業しながら感じたことは、リアルタイム分析(農場での簡易測定)にはかなり簡便です。生産者が使用するには手軽さが重要でしょうね。
●作業ポイント!
①採取した土壌を良く混和してサンプルの均一化を図る事

②水の出口が細い純水ボトルを使用して、電極への水注入や測定後の洗浄を行う事

①はサンプルによる測定誤差を出来るだけ低くすること、②は単に作業性の向上です。純水ボトルは町の雑貨店などで市販されているかは分かりませんが、これを併用すると測定がかなり楽になります。
●5箇所の土を測定しましたが、結果は…。

ハウス右奥…5.1
右前…5.3
中央…5.4
左奥…5.2
左前…5.4
となりました。
チョット分かり難いかもしれませんが、モニターしたハウスは約10aの面積であり、3連棟のハウスです。長方形の4角と真ん中の計5箇所を測定しました。場所によって若干の差がありますが、奥と前では若干、土の性質が異なることから影響を受けているのではないかと思います。今回は卓上pHメータとの比較も行いますので5箇所の土もラミジップに入れて持ち帰りました。

お持ち帰りの土はpHをはじめ、数項目にわたり土壌診断を実施する予定です。
数日後、、、
ヤングファーマーのH君から携帯電話に連絡が入りました。
『台風14号の被害でハウスが水浸しになってしまいました。近くにある育苗ハウスも水没したようです。中型カラーピーマンの苗も全部、泥水に浸かったようで全滅です。今年はピーマン栽培を諦めようかと思っています…。とりあえず葉野菜を作ろうかなぁ、暫くは何も考えられないです。また何かアドヴァイス下さい…。』

と。実は先日9月6日に上陸した台風14号の被害は甚大で、多くのハウス施設が倒壊しました。当日、彼のハウスはビニールを剥いでいて、風害こそ免れたものの、堤防決壊して逆流してきた泥水に完全に浸かってしまったのです。彼のハウス近くの集落は殆どが床上浸水の被害を受けました。悲惨な状況です、、、。このモニターも踏まえて彼の農作業が復活出来るように精一杯、手助けをする所存です。
※添付した写真は彼の冠水した後のハウス内の様子です。あと、隣のハウスは泥だらけになっていました。数日は作業が困難な状態です。