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レスポンスありがとうございます
さっそく、現役の農業関連の方々からレスをいただきありがとうございました。
皆さんのご発言を観ていると、2つの方向性を感じます。
一つは、土壌分析や気象分析といった、分析対象をどのように考えるかということ。
もう一つは、無線や遠隔操作など、分析値をどのように取得・操作するかという仕組み論。
つまり「センサーネットワーク」というのを二分割して「センサー部」と「ネットワーク部」という分け方になるんですね。なーんて当たり前かな?
どちらかというと利用シーンを考える際には、前者の分析対象の範囲を決めた方が具体論に入れますね。例えば、堀場製作所の分類機器をご覧になって、「これつかえるんちゃうか?」と思うものってありますか?
■堀場製作所の分析機器等のWeb
http://www.jp.horiba.com/products/proenv/
という話の種を振ってみたいと思います。いかがなものでしょうか?
あ、もちろん堀場以外のものでももちろんOK!
好奇心男さんはいろいろすでにフィールドで実験しておられるようですので、ぜひご教示下さい!
コメント
蛍光分光光度計というのがあったのでそれでひらめいたのですが、光を吸収すると色が変わるシールなんてどうでしょうか?
スーパーなどで馬鈴薯を仕入れて袋詰めにしたときに袋に貼っておいて消費者が緑化しているかどうかがわかりやすくなるシール。
あと僕は小麦収穫時に農協のバイトにいっているのですが、小麦の水分を見るときは重さを量ってから測定するタイプと粉々にして測定するタイプがあるんです。
でも手間がかかるので棒状の測定部にして、麦の流れるコンベヤに設置して指定の場所に水分値を随時送信する装置、また麦を積んだトラックに筒を刺して中に入り込んだ麦の水分を測定する装置もいいです。水分は0.1パーセント単位で十分です。
投稿者 十勝やっち : May 26, 2005 08:47 PM
やまけんさんの言うとおり,まずは分析対象について整理する必要があると思います。センサーで何を計測するかはその後だと僕は思います。
僕は土壌分野の中でも土壌物理という土の構造の部分をやっていました。どのような土の構造が作物生育に適した環境なのか?という部分です。一般に土が良い・悪いの論議の場合,栄養分に富むということが言われていますが,まずは栄養分を土に吸収させる良い構造を持つ土を作り出すということが必要だと思います。
良い構造の土かどうかを判断する指標としては「透水性(水はけのよさ)」と「水もちのよさ(保水力)」が重要です。互いが相反するものなのですが,両者の微妙なバランスにより作物の生育環境が維持されています。水はけが良いというのであれば,砂みたいな土が良いでしょうし,水もちが良いということであるならば粘土が良いでしょう。でも,いずれの土でも作物は育ちにくいですよね?この両者のバランスをいかに簡単に計測できるかが今後の課題だと思います。
また,圃場内の何点かのデータをその圃場の代表値とすることも危険だと思います。できれば前面の土を対象として行える技術の開発が必要です。今は人工衛星の画像などを使って面的なデータを取得できますが,これではリニアに情報を提供できません。難しいです。
堀場さんの分析機器は化学的な分析機器とお見受けしました。知識不足で,これらの中で使えるものは一般的なことしか浮かびません。全りん,窒素であれば肥料系のものに使えるくらいしか・・・・。お恥ずかしい。
でも,農業を生産の面だけでなく,環境維持という観点から見た場合にはガス分析計は植物活動による環境への効果の定量化などに結び付けられるのでは?と思います。
投稿者 好奇心男 : May 27, 2005 06:20 PM
好奇心男さんに反論するわけではないのですが、土壌の性質に関しては特に必要はないかと思います。
十勝で行っている土壌分析の項目には
CEC=塩基置換量(土壌が肥料や養分を保持する能力)
リン酸吸収係数(土壌がリン酸を吸収して向こうかする性質)
腐植含量
土壌の種類(うちは褐色火山性土)
仮比重
と土壌の性質が分かる項目があるのです。
土壌の性質は簡単には変わらないので4年に一回ペースで十分だと思います。
ただ砂地では細かい追肥が効果的なのでそのタイミングを調べる方向性は必要です。
僕が始めに言った窒素、リン酸、カリ、PHの項目で一番大切なのが窒素(正確には熱水抽出窒素)とPH・石灰飽和度です。
リン酸、カリについては多すぎても作物に対してそれほど影響がないからです。
窒素は多すぎても少なすぎても作物の収量や品質、収穫時期に多大な影響を与えます。
PHも作物により適値が違う(馬鈴薯など)ので、作物を輪作しているからには石灰飽和度とあわせ毎年の細かいデータが必要です。
この二つは農家の収益やコストに大きな影響を持つため、現実的だと思います。
後は精度と値段が問題だと思います。
農家が一個づつ持つような機械にするのか、各農協に何台かおいて貸し出しする目的で機械を作り上げていくかの方向性も見当してはどうでしょうか?
投稿者 十勝やっち : May 28, 2005 10:02 AM
十勝やっちさんのご意見は最もです。十勝の分析センターは従来から熱心に土壌分析情報の提供を行っていることは存じておりますが、私の言いたかったのは、これで本当に項目は充分なのだろうか?化学的なもののみではなく、物理的なものも見ることができないであろうか?という問いかけです。平成14年度に北海道から施肥ガイドが新しく発行されましたが、分析項目が以前の分析項目よりも増えていることから、今後、注目すべき項目も変わるのではないでしょうか?これは農家の方の意見を是非お伺いしたいです。肥料成分の河川への流出など環境負荷の問題も行政としては考えていると思います。その意味で十勝やっちさんのような実際に営農されいてる方の声をたくさん伺いながら、トータルで考えて行きたいのです。土壌の性質というものを化学的なもので捉えることもそうですが、物理的な目でも見ることも必要かなとも思います。
私の話がミクロ的なものになっているのでは?と自分でも思ってしまいますが、現在推し進められているIT農業や高精密農業ではこの部分にも注目すべきなのは?と思います。
農家の方が散布した肥料成分が有効に作物に使われるような土の環境作りの指標となる情報を取得できるセンサーを開発できればと思います。
追伸
十勝やっちさんのHP拝見しました。農家の方の経験値は僕らのような営農に従事していないものにとって非常に貴重なものです。これからも拝見させて頂きます。よろしくお願いします。
投稿者 好奇心男 : May 28, 2005 08:42 PM
十勝やっちさんの水分計についてですが,TDRによる計測の応用はいかがでしょうか?こちらは今,電極をさすタイプと接触型のタイプが販売されています。こちらを応用すれば,小麦を接触させることで水分率は判断できるようになるのではないでしょうか?
投稿者 好奇心男 : May 30, 2005 10:31 AM
う~ん。農業で土地に投資する項目は結構少なくて、肥料ならN・P・Kとホウ素やマグネシウムが主ですし、PH改良として石灰くらいでなのでそのくらいの項目でいいのかなぁと思っていたところです。
実際の農業は精密にいけばもっと利益は上がるかもしれないのですが、仮に「この畑のこっち側とあっち側では窒素分が違う」とかとなっても途中で肥料を減らしたりとかといったことにはならないのでどこかで妥協という物は出てきてしまうんです。
物理的な物はどのような畑にすれば作物によいかという物は農家は分かっているはずです。(年配の農家は怪しかったりするけど)
確かに畑の作り方(ロータリーが主)によって土の性質は劇的に変化します。専門の方ならよく知っていると思いますが、雨でぐしゃぐしゃの畑にロータリーをかけるとCEC・コロイドの状態が変わり団粒構造の土が単粒化してしまいます。
これは分析できるのでしょうか?
水分計のレスありがとうございます。後で調べてみます。
投稿者 十勝やっち : May 30, 2005 10:20 PM
センサー情報のみでの団粒構造の判別は難しいかと思います。もし,センサー情報で判断するならば,熱伝導率を用いることができれば・・・。団粒構造や単粒構造の熱伝導率の代表値を求めておいて,センサーで計った熱伝導率との比較から調べるとか。うーん,この部分については僕の恩師が今,トラクターにのせるセンサーの開発を行っていましたので,応用できるものがないか,考えて見ます。
考え方として,今までのセンサーで直に情報を取得できるものとセンサー取得情報と相関解析を行うことで判断できるものを分けて考える必要がありそうですね。
投稿者 好奇心男 : May 31, 2005 08:51 AM
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